車を選ぶ際、見た目、性能、安全装備など、人によって重要視するポイントは様々ですが、燃費の良い車に乗りたいと考える人は多いのではないでしょうか。
今回は、トヨタを代表する人気のコンパクトカー、ヴィッツの燃費について調べてみました。果たしてヴィッツの燃費は良いのでしょうか、悪いのでしょうか。カタログ燃費と実燃費を比較しながら、徹底検証していきます!
そもそもカタログ燃費と実燃費って何?どういう違い?というところから詳しく解説していくので、初めての車選びで悩んでいる人もぜひ参考にしてくださいね。
カタログ燃費と実燃費って何?
燃費とは、燃料1Lで車が何km走行出来たかを数値で示したもの。その燃費には、カタログ燃費と実燃費の2種類があります。ヴィッツの燃費を検証していく前に、まずはこの2つの違いについて解説していきます。
カタログ燃費は、その名の通り、各メーカーのカタログに記載されている燃費の数値のことです。一方実燃費は、カタログには記載されていません。実際にオーナーが公道を走行して出た燃費の数値を差します。
では、なぜカタログ燃費と実燃費の数値に差が生まれてしまうのでしょう?答えはこうです。
メーカーが計測をしている走行状況と、実際にオーナーが計測している走行状況が違うから。例えば、信号待ちや坂道が多いといった道路環境の違いや、急発進やブレーキが多いなどの運転の仕方の違いなどです。
同車種の実燃費の数値に開きが生じるのも、そのような理由からです。オーナーそれぞれの走行状況は、皆同じではありません。燃費を参考にする際には、カタログ燃費と、出来るだけ走行状況の似たオーナーの実燃費を参考にするのがおすすめです。
「10・15モード燃費」「JC08モード燃費」「WLTCモード」
カタログ燃費を調べる際、並んで目にするのが「10・15モード燃費」、「JC08モード燃費」、「WLTCモード燃費」の3つ。一体何の違い?と疑問に思っている人のために、簡潔に説明しておきます。
1991年以降使われていた燃費測定方法が「10・15モード」。2011年以降導入されたのが「JC08モード」。そして2018年10月以降使われるようになったのが「WLTCモード」です。
「10・15モード」よりも「JC08モード」、「JC08モード」よりも「WLTCモード」と、実燃費に近い数値を出すことが可能になっています。「WLTCモード」は「世界統一試験サイクル」といわれる国際的な試験方法で、今後は「WLTCモード燃費」が基準となります。ですが、今回検証するヴィッツのカタログ燃費の数値は「JC08モード燃費」です。
ヴィッツってこんな車
それでは本題のヴィッツの燃費について考察していきましょう。まず、ヴィッツには4つの基本グレードがあります。ベースグレードの「F」、「F」をベースに少しランクを上げた「Jewela」、上位グレードの「U」、そしてスポーツカー仕様の「GR SPORT」です。
さらに選べる仕様やパッケージモデルがあり、特別仕様車まであります。ヴィッツのグレードは、とにかく数が多く複雑なのです。
ですが、燃費は、グレードごとに異なるというよりは、パワートレインの違いや、駆動方式によって異なります。
ヴィッツのガソリン車は、以下の様に1.0ガソリン、1.3ガソリン、1.5ガソリンの3つのパワートレインを持ちます。そして、1.3ガソリン車にのみ4WDが存在します。
ヴィッツのガソリン車
・1.0ガソリン車【2WDのみ】
・1.3ガソリン車【2WD/4WD】
・1.5ガソリン車【2WDのみ】
ハイブリッド車は、以下のように1.5ハイブリッドの1種類のみ。4WDは選べません。
ヴィッツのハイブリッド車
・1.5ハイブリッド車【2WDのみ】
ガソリン車のカタログ燃費
ガソリン車のカタログ燃費が以下のようになります。
1.0ガソリン車【2WD】 | 21.6km/L~24.0km/L |
1.3ガソリン車【2WD】 | 25.0km/L |
1.3ガソリン車【4WD】 | 18.0km/L |
1.5ガソリン車【2WD】 | 17.2km/L~19.6km/L |
どのモデルも高い数値を示しています。中でも特に燃費が良いのは1.3ガソリン車【2WD】。反対に1番数値が低いのが1.5ガソリン車【2WD】です。
1.5ガソリン車【2WD】は、スポーツカー仕様の「GRスポーツ」のみに存在するパワートレイン。車種にもよりますが、スポーツモデルは燃費が良くないということが数字から分かりますね。
とは言え、燃費が悪いと特記する数値でもありません。むしろ一般的な普通車と比べても、燃費は良い方です。
1.0ガソリン車【2WD】の中で最も良い数値が24.0km/L。これは、「F」、「Jewela」の2つのグレードに存在する“SMART STOPパッケージ”モデルの数値です。
“SMART STOPパッケージ”とは、通常モデルにアイドリングストップ機能が付いたもの。アイドリングストップは、渋滞や信号待ちなどで一時的に車を停車させるとき、自動的にエンジンを停止させる機能です。通常モデルが21.6km/Lがなので、アイドリングストップが、いかに燃費を良くするために効果的かが分かりますね。
ちなみに、2WDよりも4WDの方が燃費が悪くなってしまうのは、車体総重量の違いが原因です。
ハイブリッド車のカタログ燃費
ハイブリッド車のカタログ燃費はこのようになります。
1.5ハイブリッド車【2WD】 | 34.4km/L |
やはり、ガソリン車と比べると格段に燃費が良いですね。ヴィッツの最大燃費です。数あるコンパクトカーの中でも 34.4km/Lは、かなり良い数値です。
こうして見ると、購入時の価格は上がってしまいますが、 日々のガソリン代を考えるとハイブリッド車はかなり魅力的に思えます。 ですが、ヴィッツのハイブリッド車には4WDがないので、雪の多い土地では不安です。さらに年間走行距離や、車の使い方、所有年数などをしっかり考慮しなければ、力を発揮できず高く付いてしまう場合もあるので、注意が必要です。
ガソリン車の実燃費
次に実燃費を見ていきましょう。以下は、オーナーが実際の燃費の数値を投稿するサイト「e燃費」に寄せられているガソリン車の実燃費をまとめたものです。
1.0ガソリン車【2WD】 | 12.50km/L~19.88km/L |
1.3ガソリン車【2WD】 | 8.65km/L~16.93km/L |
1.3ガソリン車【4WD】 | 11.02km/L~15.30km/L |
1.5ガソリン車【2WD】 | 10.38km/L~15.31km/L |
見ての通り、カタログ燃費と比べるとどれも数値は悪くなってしまいます。実燃費は「JC08モード燃費」よりも平均で2~3割程度数値が低下すると言われているので、誤差はありますが、まあ打倒な数値と言えます。
さらに詳しく見ていくと、それぞれのモデル内で数値の開きが大きいことが分かります。先にも述べたように、実燃費は、道路環境やオーナーの運転の仕方で大きく変わります。
アクセルを踏み込み過ぎない、急ブレーキや急発進をしないなど、燃費を良くするための走りを意識すれば、当然数値は良くなります。日頃から気を付けて運転することが大切ですね。
ハイブリッド車の実燃費
ハイブリッド車の実燃費はこのようになります。
1.5ハイブリッド車【2WD】 | 25.94km/L |
ハイブリッド車においても、カタログ燃費より2~3割程低い数値ではありますが、とても高い数値が出ています。「e燃費」のハイブリッド車の燃費ランキングでは、第2位という結果!
ちなみに1位はヤリスです。ヤリスは2020年2月10日、フルモデルチェンジによって進化を遂げた、事実上のヴィッツ4代目。このモデルからグローバルネームのヤリスに名称を変えています。
まとめ
ヴィッツの燃費をカタログ燃費と実燃費を比較しながら見てきました。実燃費がカタログ燃費よりも低い数値であることは明らかですが、両者共に、高い燃費性能を示していることが分かりましたね。ヴィッツの燃費は良い!と言って問題ないでしょう。
中でも最も良い数値を出しているのが1.5ハイブリッド車【2WD】。2020年3月31日に国土交通省が発表した燃費の良い車ランキングでは、普通・小型自動車部門で第8位というお墨付きです。
ガソリン車では、最も良い数値で見て、「カタログ燃費」では1.3ガソリン車【2WD】、「実燃費」では1.0ガソリン車【2WD】でした。どちらのモデルもこのクラスではトップクラスの燃費性能。
燃費に関しては、ヴィッツは全く問題なそうです!
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