ある日突然「クルマのエンジンがかからない」なんて経験されたことはないでしょうか。その原因のほとんどは「バッテリー」によるものです。充電して再使用可能ならいいのですが、場合によっては寿命がきて交換となります。
ヴィッツに搭載されているバッテリーの寿命はどれくらいなのでしょうか?事前に知っておかないと、先ほどのように急にエンジンがかからなくなり走れないというトラブルに巻き込まれてしまいます。
そこで今回は、ヴィッツに搭載されているバッテリーの寿命はどれくらいなのかを調べてお伝えするとともに、ヴィッツのバッテリー交換時期やバッテリーの寿命を延ばす方法、そしてヴィッツにおすすめのバッテリーをご紹介していきます。
ヴィッツに使われているバッテリーは
ヴィッツは1999年1月~2005年2月の初代、2005年2月~2010年12月の2代目、2010年12月~2020年2月の3代目が存在します。またエンジンは1.0L、1.3L、1.5Lの3種類があり、アイドリングストップ仕様やハイブリッド仕様も存在します。これによりヴィッツに使われているバッテリーの種類はとても多く存在します。
そこでヴィッツを世代別に分けて、年式および車両型式で使われているバッテリーの形式がわかるように一覧表でまとめてみました。
初代ヴィッツのバッテリー
年式 | 車両型式 | 適合バッテリー形式 | 仕様 | 排気量 |
1999/1〜1999/8 | GF-SCP10 | 34B19R | – | 1000cc |
1999/8〜2000/8 | GH-SCP10 | – | ||
2000/12〜2001/12 | TA-SCP10 | – | ||
2001/12〜2002/12 | 55D23R | STOP&GO | ||
2001/12〜2004/2 | UA-SCP10 | 34B19R | – | |
2004/2〜2005/2 | CBA-SCP10 | – | ||
1999/8〜2000/8 | GH-NCP15 | 4WD | 1300cc | |
2000/8〜2002/12 | TA-NCP10 | – | ||
TA-NCP15 | 4WD | |||
2002/12〜2004/2 | UA-NCP10 | – | ||
UA-NCP15 | 4WD | |||
UA-SCP13 | 55D23R | – | ||
2004/2〜2005/2 | CBA-NCP10 | 34B19R | – | |
CBA-NCP15 | 4WD | |||
CBA-SCP13 | 55D23R | – | ||
2000/10〜2002/12 | TA-NCP13 | 34B19R | 1500cc | |
2002/12〜2004/2 | UA-NCP13 | |||
2004/2〜2005/2 | CBA-NCP13 | – |
2代目ヴィッツのバッテリー
年式 | 車両型式 | 適合バッテリー形式 | 仕様 | 排気量 |
2005/2〜2010/12 | DBA-KSP90 | 80B24L | 充電制御車 | 1000cc |
CBA-NCP95 | 充電制御車/4WD | 1300cc | ||
DBA-SCP90 | 充電制御車 | |||
2005/12〜2010/12 | DBA-NCP91 | 1500cc |
3代目ヴィッツのバッテリー
年式 | 車両型式 | 適合バッテリー形式 | 仕様 | 排気量 |
2010/12〜 | DBA-KSP130 | 80B24L | 充電制御車 | 1000cc |
2014/4〜 | Q-55 | アイドリングストップ車 | ||
2011/1〜 | DBA-NSP135 | 充電制御車/福祉車/4WD | 1300cc | |
2010/12〜 | 80B24L | 充電制御車/4WD | ||
2010/12〜2014/4 | DBA-NSP130 | 充電制御車 | ||
S-85 | アイドリングストップ車 | |||
2011/1〜 | Q-55 | 充電制御車/福祉車 | ||
2014/4〜 | S-85 | アイドリングストップ車 | ||
2010/12〜2014/4 | DBA-NCP131 | 80B24L | 充電制御車 | 1500cc |
2014/4〜 | 充電制御車/MT | |||
Q-55 | 充電制御車/CVT | |||
アイドリングストップ車/CVT | ||||
2017/1〜 | DAA-NHP130 | LN0 | ハイブリッド |
最近増えてきた日本車専用EN規格バッテリーとは
EN規格(欧州統一規格)とは、ヨーロッパで作られた世界標準とも言える規格のことです。「European Norm」の頭文字をとってENと名付けられています。最近では、トヨタをはじめ国内自動車メーカーでも採用されている車種が増えてきています。端子は左側のLタイプの身になります。3代目ヴィッツのハイブリッド車はこのEN規格になっています。
形式が「340LN0」場合
- 340:性能ランクの参考値。
- LN0:バッテリーサイズ。幅175mm、高さ190mmは共通。LN0~LN6で表され数字が大きくなると長さが大きくなります。
ヴィッツにおすすめのバッテリー
ヴィッツのバッテリーの寿命を少しでも長くしたい人や電力アップをはかりたい人のために、社外品でヴィッツにおすすめのバッテリーをいくつかご紹介します。
BOSCH (ボッシュ) ハイテックプレミアムシリーズ
ドイツ発祥で日本においては自動車部品の開発・製造・販売を行うBOSCH (ボッシュ)が製造・販売する標準車用、アイドリングストップ車用、充電制御車用バッテリーです。真っ黒なボディに赤字でBOSCHのロゴが描かれています。
厳しい条件下で走行するヨーロッパにおいて多くの自動車メーカーが採用するほど、高い信頼性を誇っています。とくに高耐久性・大容量・長寿命が求められるアイドリングストップ車にはおすすめのバッテリーです。
水分をバッテリー内部に留め、バッテリー液の減少を制御する「完全メンテナンスフリー」を実現。こまめにバッテリー液をチェックする必要がありません。
パナソニック caos(カオス)シリーズ
家電商品では大手で有名なパナソニックが製造・販売している高性能バッテリーです。真っ青なボディが特徴で、ひと目でカオスと分かります。最新の「カオステクノロジー」により、大容量かつ最高水準なバッテリーとなっています。
大容量バッテリーは、とくにアイドリングストップのヴィッツにおすすめです。エンジン停止が長くなっても電力不足の心配はご無用です。
その他、電圧がすぐ回復するクイックチャージ性能を約10%UPや、アイドリングストップ寿命が従来品に比べて約1.77倍、約700gと軽量、バッテリー液が減りにくい優れた減液抑制性能、原料から製造まで全て日本国内ととても安心できるバッテリーです。
GSユアサ ECO.Rシリーズ
クルマ・バイクのバッテリーでトップシェアを誇るGSユアサが製造・販売しているエコで高性能なバッテリーです。標準車用、アイドリングストップ車用、充電制御車用、ハイブリッド車用とすべてに対応する充実のラインアップです。
標準車や充電制御車のヴィッツで近くに買い物程度のチョイ乗りや、週末しか乗らないサンデードライバーの人には「ECO.R」がおすすめです。
アイドリングストップ車のヴィッツなら、アイドリングストップ寿命がなんと200%超とかなりの長寿命で、クイックチャージ性能は従来比150%超と素早い充電を実現している「ECO.R Revolution」がおすすめ。
ハイブリッドのヴィッツなら、日本車専用のEN規格バッテリーの「ECO.R ENJ」がおすすめです。
GSユアサは国際宇宙ステーションや潜水調査船、非常用電源のバッテリーも製造する設立100年追歴史を持つバッテリー専業メーカーなので、エコ.アールレボリューションは安心して使えます。
ヴィッツのバッテリー寿命と交換時期
バッテリーの一般的な寿命は、標準車用で3~5年、アイドリングストップ車用で2~3年、ハイブリッド車用で4~5年と言われています。しかしバッテリーの寿命は、ヴィッツの乗り方やバッテリーの品質によって左右されるため、実際の寿命はこの通りとは限りません。
バッテリーが寿命に近づくと以下のような症状が現れます。この症状を覚えておいて、バッテリーの寿命を見逃さないようにしましょう。
注意ポイント
- セルモーターの回転が弱くエンジンがかかりにくい
- パワーウィンドウの動きが遅い
- ヘッドライトが暗い
- ホーンの音が小さい
- ブレーキを踏むとインパネの照明が暗くなる
- バッテリー本体が膨らんでいる
- バッテリー液が減りが早い
- バッテリーの天板にバッテリー液が漏れている
- バッテリーの端子付近に粉がふいている
- バッテリーが膨らんできている
先ほどお伝えした症状が出ていない間に、寿命の時期が来ればバッテリーを新品に交換することが望ましいでしょう。もし寿命までに症状が出たら、すぐにバッテリーを交換してトラブルを回避しましょう。
こんな乗り方はヴィッツのバッテリー寿命を縮める
ヴィッツのバッテリー寿命は、ヴィッツの乗り方ひとつで延びることもあれば縮むこともあります。ここではバッテリー寿命を縮めてしまう乗り方をご紹介します。
乗る機会が少ない
バッテリーはある程度エンジンを稼働させて、オルタネーターで発電した電気を充電させなければ放電が上回り、やがてバッテリーの充電がなくなってしまいます。バッテリーに電気が充電されていない時間が長くなると、バッテリーの充電能力が低下し寿命が早まってしまいます。
夜間に走行することが多い
夜間走行ではヘッドライトを点灯させ続けることになり、オルタネーターで発電した電気だけでなくバッテリーの電気も消費することになります。この時間が長くなればバッテリーに充電される電気は少なくなり、この状態が長く続けばバッテリーの充電能力はどんどん低下することで、寿命が早まることになります。
短距離を頻繁に走行する
オルタネーターが発電した電気をバッテリーに充電させるには、ある程度の時間が必要になるため距離を走る必要があります。短距離の走行ではバッテリーに電気が充電されないまま走行が終わってしまいます。
バッテリーが十分に充電されないまま、電力をたくさん使うセルモーターを頻繁に回すことになるため、バッテリーの充電はどんどんなくなり、寿命を早めることにつながります。
ヴィッツのバッテリー寿命を延ばす方法
バッテリーの寿命を少しでも延ばすには、正しく取り扱い負担をかけないようにすることです。バッテリーの寿命を延ばす具体的な方法をいくつかご紹介します。
バッテリー液を定期的にチェック
バッテリーに入っている「バッテリー液」は、電気を発電・蓄電するための電気分解や自然蒸発により減少します。バッテリー液が少ない状態で放置するとバッテリーの寿命を縮めることになるので、定期的にバッテリー液の量をチェックするようにしましょう。チェックしたときにバッテリー液が下限レベル以下まで減少していたら、すぐにバッテリー液を上限レベルまで補充します。
定期的にエンジンをかける
バッテリーの寿命を縮めるところでお伝えした「乗る機会が少ない」のように何か月という長い期間、エンジンもかけずに放置しているとバッテリーは放電し続けます。これを「過放電」と呼びます。
とくにクルマにのる用事がなくても、1週間に1度は1時間以上エンジンをかけて、オルタネーターで発電した電気がバッテリーに充電されるようにして、過放電を避けましょう。
長期間クルマを放置ならバッテリーを取り外す
長期間クルマに乗ることがない、定期的にエンジンをかけることもできない場合は、クルマからバッテリーを取り外すようにしましょう。取り外したバッテリーは、湿度が低く、温度が10℃~30℃の室内で保管するようにしましょう。バッテリーは寒さや暑さに弱いためです。クルマがバッテリー保管に最適な場所にあるなら、バッテリーのマイナス端子からターミナルを外すことで過放電を避けれます。
バッテリーを取り外して保管する場合、学習機能がある電子制御や電装品のメモリーがリセットされることになりますので注意しましょう。
ヴィッツのバッテリー寿命は車種によって違う
バッテリーは永遠に使用できるものではなく、寿命があることを理解しておきましょう。またその寿命は標準車用で3~5年、アイドリングストップ車用で2~3年、ハイブリッド車用で4~5年と違いがあることも知っておきましょう。
とくにアイドリングストップ車は、エンジン始動の回数が多くなるため価格が高いわりに寿命が短かいため、アイドリングストップのヴィッツに乗っている人は注意しましょう。
ヴィッツのバッテリー寿命を少しでも延ばすには、ここでお伝えした「こんな乗り方はヴィッツのバッテリー寿命を縮める」を可能な限り回避して、「ヴィッツのバッテリー寿命を延ばす方法」を心がけるようにしましょう。
バッテリーの寿命が来て新しいバッテリーに交換する場合、ここで紹介したおすすめのバッテリーに交換すれば今までのバッテリーよりもパワフルで寿命も長くなるでしょう。
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そうならないためにはどうしたら良いのか・・・
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