トヨタ ルーミー

ルーミーの燃費(実燃費・カタログ燃費)の全て!悪い?良い?

皆様は、車を購入する際にはどういった点を気にしますでしょうか?

最も気にするところは車両価格でしょう。予算オーバーでは車を購入することはできませんからね。

では、その次に気にするのは?

ズバリ、燃費です。車を購入する前は車両価格が最も重要であるものの、車を購入した後は維持費が最も重要になります。そして、その維持費の大部分を占めるのが日々の燃料代、即ち燃費の良し悪しが大きな影響力を持っているのです。

今回はトヨタ自動車が発売するトールワゴン型コンパクトカー『ルーミー』の燃費について、様々な側面から検証していきます!

ルーミーの燃費の実態は?比較対象を限定すべし!

ルーミーの燃費の実態はどうなのか?即ち、ルーミーの実燃費とカタログ燃費の乖離が、皆様の最も気になるところでしょう。

結論を申し上げると、ユーザーの走り方や走行する季節、エアコンの利用有無等の諸条件にも依りますが、そこまで大きな乖離はありません。一昔前はカタログ燃費の6~7割が実燃費というような、カタログ燃費が全く当てにならないものでした。しかし、近年のカタログ燃費は算出方法が改められており、比較的信頼できる数値を叩き出しています。

そんなルーミーの燃費は良いのか悪いのか?残念ながら、総合的に判断するとルーミーの燃費はそこまで良いとは言えません。

ただ、"トールワゴン型コンパクトカーがマッチするファミリー層で、日頃から通勤や週末ドライブにおいて高速道路走行の機会が多い人々"というように、ターゲットと利用パターンを限定することによって、「ルーミーは燃費が良い車種である」と胸を張って言うことができます。

それでは、そうした根拠となる情報をこれから深堀していきましょう!

実燃費とカタログ燃費とは?時代で変わる計測方法!

燃費の数値の話をする前に、「そもそも燃費とは何か?」について話してきましょう。一言に燃費と言っても、それは大きく分けて2種類あります。1つは『実燃費』、もう1つは『カタログ燃費』です。

実燃費とは、実際にユーザーが車を走らせた時に計測される燃費のことです。一昔前の車の場合は「ガソリンタンクを満タンにして何km走ったか」という、いわゆる『満タン法』で計測することが主流でした。ところが最近の車は燃費計が付いているため、コンピューターが走り方に応じて平均燃費を算出するというシステム設計です。これにより、ユーザーにもその車の実燃費が一発でわかるような仕組みになっています。

一方でカタログ燃費とは、メーカーが車のカタログやホームページに掲載するために測定する燃費のことを指します。車を購入する際には、この数値を参考にして購入する方が多いことでしょう。実は一言で「カタログ燃費」と言っても、時代と共に様々な計測方法があります。更に、場合によっては自動車のカタログに2種類のカタログ燃費が掲載されている場合もあります。

それでは、そんなカタログ燃費の変遷と特性を見ていきましょう。

燃費の元祖とは?『定地燃費』と『10モード』の成り立ちとは?

カタログ燃費計測の元祖は、『定地燃費』と呼ばれるものでした。これは、車を60km/hという一定速度で走って燃費計測をする手法です。

ただ、車が60km/hでしか走らないなんてあり得ませんよね?そこで、1973年に当時の運輸省が定めた計測方法が『10モード燃費(じゅうモード燃費)』と呼ばれる手法です。運輸省が指定した市街地走行を想定した10個の走行パターンから、この名前が由来しています。

走行シーンを本格的に考えた初のカタログ燃費!『10.15モード』!

しかし、10モードを適用しても、それはまだまだ現実離れした計測方法です。市街地だけを想定した燃費の算出をしていると、「じゃあ郊外の道路はどうなるの?」という話になってしまいますよね。当時は日本がどんどん車社会になっていく時代ですから、車が市街地しか走らないという状況は基本的にあり得ません。

そこで当時の運輸省が導入したのが、従来の10モードに、更に郊外を想定した15個の走行パターンを追加した『10・15モード燃費(じゅう・じゅうごモードねんぴ)』です。この計測方法は1991年に導入され、現在でも中古車サイトにおいて、型式が2010年以前の車は10・15モードでのカタログ燃費表示がされています。

よりリアルな計測方法へ!『JC08モード』!

10・15モードを使用することにより市街地走行も郊外走行も網羅したように見受けられますよね。

しかしながら、現実はそう上手くはいきません。なんと10・15モードのカタログ燃費を信じて車を購入しても、実燃費はその数値の5~6割程度しか発揮できないという事例が多発したのです。「この車のカタログ燃費は30km/hなので、とても経済的ですよ!」と言われても、実燃費で15km/hしか走らないとなると、それはもはや詐欺のレベルですよね・・・。

そこで2011年から導入されたのが『JC08モード燃費(ジェイシーゼロハチモードねんぴ)』です。JC08モードでは、燃費測定試験の際に基準とされる平均速度、最高速度、走行時間、走行距離の全ての要素において、10・15モードよりも速く、長く設定されました。これにより、実燃費がカタログ燃費の7~8割程度と、よりリアルな数値に近づいたのです。

いよいよ燃費も世界基準へ!4つの顔を持つ『WLTCモード』!

そうは言っても、実燃費がカタログ燃費の7~8割程度では、まだまだ参考にならないという声が多く上がっているのが現状です。実際に販売店で燃費の説明を受ける際も、「実燃費はカタログ燃費の7~8割程度ですね」と言われることもしばしば・・・。「だったら最初から実燃費に近い数値を教えてよ!」という声に応えて、2017年より導入されたのが『WLTC(Worldwide-harmonized Light vehicles Test Cycles)モード燃費』です。

実は、JC08モードまでは日本独自の燃費計測方式でした。ところが、WLTCモードは世界共通基準である『WLTP(Worldwide-harmonized Light vehicles Procedure)』をベースにした燃費計測方法になります。WLTCモードには様々な特徴があり、例えばJC08モードに比べて想定車両重量を人だけではなく荷物分も計算したり、暖気ゼロ状態からのスタートを想定したり、車両にかける負荷を多様化している点です。

そしてWLTCモード最大の特徴は、4つのシーンに分けてカタログ燃費を算出していることにあります。『市街地モード』『郊外モード』『高速道路モード』、そして総合的な燃費を示す『WLTCモード』です。これにより、実燃費に近いカタログ燃費を表示できるだけではなく、状況別燃費を表示することによって、購入前のユーザーに対してよりリアリティがある燃費イメージを提供することができるようになりました。

ルーミーの燃費検証!走行シーン別特徴をご紹介!

実燃費とカタログ燃費の仕組みはおわかりいただけましたでしょうか?いよいよここからは、ルーミーの燃費について深堀してまいります!

ルーミーの燃費の全貌を公開!カタログ燃費と実燃費の差はいかに?!

それでは、ルーミーの燃費の全貌を見ていきましょう!ルーミーの燃費をエンジンと駆動で大別すると次の3パターンに分けられます。

ルーミーの燃費分類

  • 『X』『G』『カスタムG』2WD仕様⇒自然吸気エンジン2WD仕様
  • 『X』『G』『カスタムG』4WD仕様⇒自然吸気エンジン4WD仕様
  • 『G-T』『カスタムG-T』2WD仕様⇒ターボエンジン2WD仕様

 ※ターボエンジンは4WD仕様の設定なし

これらの前提を踏まえ、ルーミーの燃費の全貌を大公開します!ルーミーのカタログ燃費はJC08モードとWLTCモードの2種類の計測方法による表記がありますが、この記事においては基本的にWLTCモードでの解説です。

ルーミーの燃費の全貌

凡例・・・比較燃費種類:カタログ燃費/実燃費

  • 自然吸気エンジン2WD仕様 WLTCモード  :18.4km/L/13.0~20.1km/L
  •                〃      市街地モード   :15.5km/L/11.0~14.0km/L
  •                〃      郊外モード    :19.7km/L/16.0~18.8km/L
  •                〃      高速道路モード  :19.2km/L/16.0~19.9km/L
  • 自然吸気エンジン4WD仕様 WLTCモード  :16.8km/L/13.0~16.9km/L
  •                〃      市街地モード   :13.9km/L/実燃費データ無し
  •                〃      郊外モード    :17.9km/L/実燃費データ無し
  •                〃      高速道路モード  :17.7km/L/実燃費データ無し
  • ターボエンジン 2WD仕様 WLTCモード  :16.8km/L/11.0~14.0km/L
  •                〃      市街地モード   :12.7km/L/9.0~11.0km/L
  •                〃      郊外モード    :18.4km/L/13.0~15.0km/L
  •                〃      高速道路モード  :18.3km/L/16.0~18.0km/L

※参考データ:JC08モード

  • 自然吸気エンジン2WD仕様 WLTCモード:24.6km/L
  • 自然吸気エンジン4WD仕様 WLTCモード:22.0km/L
  • ターボエンジン 2WD仕様 WLTCモード:21.8km/L

実燃費の算出にはどうしても幅が出てしまうものの、一覧を見ていただくとカタログ燃費と実燃費に極端な差が無いことがおわかりいただけますでしょうか?続いて、WLTCモードを構成する3要素の特徴について解説していきます。

低速走行にストップ・アンド・ゴー!『市街地モード』の特徴とは?

まずは、市街地モードの特徴についてのご案内です。

市街地というのは、低速域での走行時間が長く、いわゆる"ストップ・アンド・ゴー"の動作も多い環境になります。自動車の特性上、低速走行やストップ・アンド・ゴーが多い環境は、自動車にとって燃費面で最も不利な環境です。前出の一覧で、3種類の駆動パターン全てにおいて市街地モードの燃費が最も低い値となっているのは、こうした自動車の特性が要因となっています。

燃費面でかなり有利!『郊外モード』の特徴とは?

続いて、郊外モードの特徴についてのご案内です。

郊外の道路環境は市街地とは異なり、低速走行やストップ・アンド・ゴーがそこまで多くない環境となっています。燃費が最も良くなる走り方とは、一定の速度で走り続けることです。元祖カタログ燃費である『定地燃費』も、そうした背景から生まれました。

故に、前出の一覧では、3種類の駆動パターン全てにおいて郊外モードの燃費が市街地モードの燃費を上回っていることがおわかりいただけるでしょう。

エンジンの燃費数値が最も良い!『高速道路モード』の特徴とは?

最後に、高速道路モードの特徴についてのご案内です。

先程、郊外モードの燃費の項目において、一定の速度で走り続けるとこが燃費が最も良くなる走り方であるとご説明しました。勿論、高速道路モードにおいても同様のことが言えます。加えて、法定速度内における高速域での走行は、エンジン回転数に対する速度が速いため、結果的に移動距離が長くなる傾向があります。

これが「高速道路は航続可能距離が延びる。距離を稼げる」と言われる要因です。

こうした特徴を踏まえると、高速道路というのはガソリン車の燃費を考えると最も良い環境です。実際に前出の一覧を見てみると、ルーミーは高速道路モードの燃費が最も良いことがおわかりいただけます。

更に、一定の速度で走り続けることは、加減速操作の必要がほとんどないということです。加えて、一般道に比べて移動時間が短縮され、本線においては歩行者や自転車にも気を遣うことが無い、ドライバーにとっても最もストレスがかからない環境になります。

燃費面においてもストレス面においても、高速道路は自動車にとってまさに天国と呼べる環境でしょう。

様々な要素で比較!ルーミーの燃費は悪い?良い?

ルーミーの燃費の全貌やその特性はおわかりいただけましたでしょうか?ここからは、ハイブリッド車を含むガソリンエンジン搭載車と、ルーミーの競合車種となり得る同クラスのトールワゴン型コンパクトカーと比較して、ルーミーの燃費の良し悪しを検証していきます。

ガソリンエンジン車の平均燃費と比較!ルーミーの立ち位置は?

まずは、ハイブリッド車を含むガソリンエンジン搭載車と比較して、ルーミーの燃費の良し悪しを比較してみましょう!

国土交通省のデータによると、ガソリンエンジン搭載車の最新の平均燃費は、2020年8月時点で2018年までのデータ(国土交通省ホームページでは2020年3月付け)しか存在していません。しかも、計測方法は『JC08モード燃費』です。

そのため、本項では実燃費で比較することとし、一般的な目安とされる"JC08モード×70%"を平均燃費として算出しました。その算出方法と前出のルーミーの実燃費を比較すると下記の通りになります。

対ガソリンエンジン平均燃費比較

【ガソリンエンジン搭載車平均実燃費】

  • 2018年時点JC08モード平均燃費 :22.0km/L
  • 実燃費算出(JC08モード×70%):15.4km/L

【ルーミー実燃費(いずれも総合実燃費)】

  • 自然吸気エンジン2WD仕様:13.0~20.1km/L
  • 自然吸気エンジン4WD仕様:13.0~16.9km/L
  • ターボエンジン 2WD仕様:11.0~14.0km/L

いかがでしょうか?全てのグレードがガソリン車で構成されているルーミーは平均並みか、それよりも悪い傾向にあることがわかりますね。

ただ、この平均燃費の算出根拠には、文字通り全てのガソリンエンジン搭載車が含まれています。即ち、『WLTCモード燃費』で32.1km/Lを叩き出す『トヨタ プリウス』をはじめ、昨今人気がある燃費の良いハイブリッド車が全て含まれた数値ということです。そのため、特にルーミーはガソリンエンジン搭載車の平均燃費と比較すると少なからず見栄えが悪くなってしまいます・・・。

しかしながら、ターゲットや使用用途が異なるトールワゴン型コンパクトカーのルーミーとセダンタイプの形状に近いプリウスを比較しても、あまり意味のあるデータとは言えませんよね?そこで、次に同じトールワゴン型コンパクトカーというカテゴリの中で、しかもルーミーの競合車種としてしばしば挙げられる『スズキ ソリオ』との燃費を比較してみましょう!

ソリオの燃費と比較!ルーミーは燃費性能でソリオに押され気味?!

ルーミーとの競合車種としてしばしば挙げられる車種である『スズキ ソリオ』。

『ソリオ』という名称で捉えると2005年から製造されている車種になりますが、実はそのルーツを辿ると1993年発売の初代『ワゴンR(アール)』まで遡ります。つまり、ソリオはスズキの代表的な軽自動車であるワゴンR、その普通車バージョンとしてスズキの伝統を受け継ぐ車種なのです。

ソリオにも様々なグレード設定がありますが、その燃費をエンジンと駆動で大別すると次の5パターンに分けられます。

ソリオの燃費分類

  • 『G』2WD仕様⇒ガソリン車2WD仕様
  • 『G』4WD仕様⇒ガソリン車4WD仕様
  • 『HYBRID MX』『HIBRID MZ』2WD仕様⇒マイルドハイブリッド車2WD仕様
  • 『HYBRID MX』『HIBRID MZ』4WD仕様⇒マイルドハイブリッド車4WD仕様
  • 『HYBRID SX』『HIBRID SZ』2WD仕様⇒フルハイブリッド車2WD仕様

  ※フルハイブリッド車は4WD仕様の設定なし

マイルドハイブリッド車については、あくまでも補助的の小さな駆動用ハイブリッドモーターが装着されており、勿論燃費面でもガソリン車に比べて多少優秀な数値となっていますが、基本的にガソリン車寄りの構造です。一方でフルハイブリッド車については、本格的な駆動用ハイブリッドモーターを持つ仕様となっており、燃費も全グレードの中で最高値をマークしています。

本項では、そんなソリオとルーミーの燃費を比較してみます。なお、ソリオのカタログ燃費はJC08モードしか存在していないため、本項における比較については、ルーミーのカタログ燃費もJC08モードです。また、本記事では売れ筋である2WD仕様同士での比較とします。

ルーミー vs ソリオの燃費比較

凡例・・・比較燃費種類:ルーミー燃費/ソリオ燃費

【1】ルーミー 自然吸気エンジン車 vs ソリオ ガソリン車

  • JC08モードカタログ燃費比較:   24.6km/L/   24.8km/L
  • 総合実燃費比較       :13.0~20.1km/L/12.6~19.0km/L
  • 市街地実燃費比較      :11.0~14.0km/L/14.0~16.0km/L
  • 郊外実燃費比較       :16.0~18.8km/L/18.0~20.0km/L
  • 高速道路実燃費比較     :16.0~19.9km/L/17.0~19.0km/L

【2】ルーミー ターボエンジン車 vs ソリオ ガソリン車

  • JC08モードカタログ燃費比較:   21.8km/L/   24.8km/L
  • 総合実燃費比較       :11.0~14.0km/L/12.6~19.0km/L
  • 市街地実燃費比較      :  9.0~11.0km/L/14.0~16.0km/L
  • 郊外実燃費比較       :13.0~15.0km/L/18.0~20.0km/L
  • 高速道路実燃費比較     :16.0~18.0km/L/17.0~19.0km/L

【3】ルーミー 自然吸気エンジン車 vs ソリオ マイルドハイブリッド車

  • JC08モードカタログ燃費比較:   24.6km/L/   27.8km/L
  • 総合実燃費比較       :13.0~20.1km/L/13.6~20.4km/L
  • 市街地実燃費比較      :11.0~14.0km/L/11.8~12.4km/L
  • 郊外実燃費比較       :16.0~18.8km/L/18.0~22.8km/L
  • 高速道路実燃費比較     :16.0~19.9km/L/19.0~24.8km/L

【4】ルーミー ターボエンジン車 vs ソリオ マイルドハイブリッド車

  • JC08モードカタログ燃費比較:   21.8km/L/   27.8km/L
  • 総合実燃費比較       :11.0~14.0km/L/13.6~20.4km/L
  • 市街地実燃費比較      :  9.0~11.0km/L/11.8~12.4km/L
  • 郊外実燃費比較       :13.0~15.0km/L/18.0~22.8km/L
  • 高速道路実燃費比較     :16.0~18.0km/L/19.0~24.8km/L

【5】ルーミー 自然吸気エンジン車 vs ソリオ フルハイブリッド車

  • JC08モードカタログ燃費比較:   24.6km/L/   32.0km/L
  • 総合実燃費比較       :13.0~20.1km/L/16.9~25.0km/L
  • 市街地実燃費比較      :11.0~14.0km/L/   18.2km/L
  • 郊外実燃費比較       :16.0~18.8km/L/   19.8km/L
  • 高速道路実燃費比較     :16.0~19.9km/L/   22.1km/L

【6】ルーミー ターボエンジン車 vs ソリオ フルハイブリッド車

  • JC08モードカタログ燃費比較:   21.8km/L/   32.0km/L
  • 総合実燃費比較       :11.0~14.0km/L/16.9~25.0km/L
  • 市街地実燃費比較      :  9.0~11.0km/L/   18.2km/L
  • 郊外実燃費比較       :13.0~15.0km/L/   19.8km/L
  • 高速道路実燃費比較     :16.0~18.0km/L/   22.1km/L

いかがでしょうか?

ガソリン車同士の対決では、ルーミーが自然吸気エンジンの場合、カタログ燃費と実燃費共にほぼ互角です。ただ、ルーミーのターボエンジン車の場合は、どうしても自然吸気エンジン主体であるソリオに比べて劣ってしまいます。

一方で、ソリオのマイルドハイブリッド車あるいはフルハイブリッド車との比較については、カタログ燃費と実燃費共にルーミーの完敗です。やはり、燃費面ではガソリン車は同一カテゴリ車種におけるハイブリッド車には勝てませんね・・・。

ルーミーの燃費は良いの?対象限定で考えるべし!

細かいデータの解読、お疲れ様でした。筆者もそうですが、細かいデータと見ていると目が疲れてきますよね・・・。「もうデータが細かすぎてよくわからなくなってきた・・・」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで、前出のデータを踏まえ、ルーミーの燃費の良し悪しについて総合的に考察し、情報を整理してみましょう。

様々なデータから検証!ルーミーの燃費の立ち位置とは?

ルーミーの燃費はどんな立ち位置でしょうか?改めてデータを整理してみましょう。

国土交通省のデータに基づいた実燃費によると、ルーミーの自然吸気エンジン車は平均燃費と同レベルかやや上回るものの、ターボエンジン車は平均燃費を下回る結果となりました。

では、ルーミーの自然吸気エンジン車は燃費が良くて、ターボエンジン車は燃費が悪いのでしょうか?このデータだけでは一概にそうとは言い切れません。理由は先述の通りですが、やはり同じカテゴリの車種同士、その中でも競合車種となり得るもの同士で比較しないと、燃費の良し悪しの結論は出せないのです。

それでは、『スズキ ソリオ』という競合車種と比較してみた結果はいかがでしょうか?ルーミーとソリオの燃費の良し悪しについて、最も整った条件下での検証ができるのは同じ構造システム同士、すなわち自然吸気ガソリンエンジン2WD仕様同士での比較となります。これは前項の比較データ一覧における【1】の項目に該当するものです。

【1】のデータを検証してみると、カタログ燃費はほぼ同水準であることがわかります。また、実燃費については各シチュエーションにおいて若干の優劣はあるものの、個人のドライバーの日頃の運転の中での印象を主としたデータとして考えると、1km/L程度の差は誤差と考えて差し支えありません。すなわち【1】においては、ルーミーとソリオは同格なのです。

では単純に、ルーミーの燃費はハイブリッド車を含めたガソリンエンジン車の中における平均燃費よりも悪く、かつ競合車種であるソリオに対するメリットは特にないと結論付けてしまっても良いのでしょうか?勿論、答えは「No」です。この記事は、そう簡単には終わらせません。

実は、単純に燃費数値だけでは語れない構造が隠れています。これからその構造を紐解いていきましょう。

燃費数値だけでは見えない?!ソリオに対するルーミーの優位性は?

それでは、燃費数値の裏に隠れているものとは一体何でしょうか?正直に申し上げると、ルーミー全体としては、燃費や走行性能面で明らかにソリオに優位な点はありません。

そのため、ここからはかなりポイントを絞って深堀していきます。狙いを定めるのは、以下のパターンです。

ルーミーの優位性が際立つシーン

【2】ルーミー ターボエンジン車 vs ソリオ ガソリン車

  • 高速道路実燃費比較:16.0~18.0km/L/17.0~19.0km/L

【4】ルーミー ターボエンジン車 vs ソリオ マイルドハイブリッド車

  • 高速道路実燃費比較:16.0~18.0km/L/19.0~24.8km/L

 ※参考:ルーミー ターボエンジン2WD仕様 高速道路モード:18.3km/L

今まで鳴りを潜めていたターボエンジン車がここから活躍します。

ルーミーのターボエンジン車を語る上で外せないキーワード。それは、走行性能です。

自動車の走行性能は、最高出力(馬力)および最大トルクの大きさによって左右されます。一概に定義はできないものの、大まかな傾向として、最高出力は自動車の速度に関係してくるため、最高出力の値が大きいほど高速域での走行が優秀です。一方で、最大トルクは車を前に押し出す力に関係してくるため、最大トルクの値が大きいほど静止状態からの加速性能が優秀になってきます。

こうした情報をベースにルーミーのターボエンジン車とソリオのガソリン車およびマイルドハイブリッド車を比較してみましょう。

ルーミー vs ソリオ走行性能比較

凡例・・・車種名:最高出力(馬力)/最大トルク

  • ルーミー ターボエンジン車  :98PS    /140N・m
  • ソリオ ガソリン車      :91PS    /118N・m
  • ソリオ マイルドハイブリッド車:91PS & 3.1PS/118N・m & 50N・m

ここで、1つ注意点です。ソリオ マイルドハイブリッド車のスペック表記は”&”の前後でエンジンスペックとハイブリッドモータースペックを併記しています。

実は、ハイブリッド車において、エンジンとハイブリッドモーターを合わせたシステム最高出力・最大トルクのスペックは、単純に両者の数値を合算したものとはなりません。更に、車種によってそれぞれ特性があることから、システム最高出力・最大トルクのスペックを算出するための数式や法則も存在していません。

そのため、別途表記されたデータを参照しなければなりませんが、トヨタ自動車系の車種以外は表記されていない場合がほとんどです。ソリオ マイルドハイブリッド車についても例に漏れず、システム最高出力・最大トルクは表記されていません。

故に、このグレードに関しては、システム最高出力・最大トルクの値を「だいたいこのくらいだろう」と予想するしかないのです。ただ、唯一ハッキリしていることは、このグレードのシステム最高出力・最大トルクはエンジン単体の数値以上、エンジン+ハイブリッドモーターの合計値未満であるということ。

注意点が長くなりましたが、この条件を念頭に置いて考察していきましょう。上記3グレードのスペック関係について、不等号を使って表現すると次の通りになります。

3グレードのスペック関係

【最高出力(馬力)】

 ソリオ ガソリン車< ソリオ マイルドハイブリッド車< ルーミー ターボエンジン車

【最大トルク】

 ソリオ ガソリン車< ソリオ マイルドハイブリッド車 ≦ ルーミー ターボエンジン車

上記のような関係から、最高出力と最大トルクから総合的な走行性能を判断すると下記の通りです。

3グレードの走行性能関係

 ソリオ ガソリン車< ソリオ マイルドハイブリッド車< ルーミー ターボエンジン車

このように、ルーミー ターボエンジン車は、ソリオのガソリン車およびマイルドハイブリッド車よりも走行性能が高いことがわかります。「燃費に関する記事なのに、何でこんなに走行性能の話をしているの?」と思った方。お待たせ致しました。

3グレードの走行性能比較データと高速道路における実燃費比較データを組み合わせることが今回の肝になります。すなわち、ルーミーのターボエンジン車は、ソリオのガソリン車およびマイルドハイブリッド車に対して走行性能が上回っているにもかかわらず、高速道路においては燃費性能も同等レベルであるということです。

燃費に関して、ソリオに対するルーミーの優位性が発揮されるのは、ここをおいて他にありません。

生活スタイルで決まる!ルーミーの燃費が良いと感じる人々とは?

前項の分析結果からもおわかりの通り、ルーミーの燃費が良いと感じるパターンが限定的になってしまうことは否定できません。しかし、裏を返せば、そのパターンに当てはまる生活スタイルの人々にとっては、ルーミーは燃費が良いと感じる車種になり得ます。

その生活スタイルの人々とは、"トールワゴン型コンパクトカーがマッチするファミリー層で、日頃から通勤や週末ドライブにおいて高速道路走行の機会が多い人々"です。

高速道路においては、特に中高速域での走行性能がモノを言います。ターボエンジンはまさにその環境にうってつけです。

その一方で、走行性能を重視しがちなターボエンジンの燃費は、一般的に悪くなりがちなもの・・・。しかしながら、今回の検証から、本格的に燃費を重視しているフルハイブリッド車のトールワゴン型コンパクトカーでなければ、ルーミーのターボエンジン車は走行性能の割に燃費が良いということがわかりましたね。

先述の通り、ルーミーがマッチする代表的なターゲットの1つがファミリー層です。何かとお金がかかるファミリー層にとっては、たとえ走行性能を重視しなければならない生活を送っているとしても、燃費が良いに越したことはないですよね?

そんな方々には、ルーミーのターボエンジン車、おすすめです!

まとめ

いかがでしたか?"ルーミーの燃費の良し悪しの判断は、生活スタイルによって決まる"というのが今回の結論でした。

この記事を読んで、「そんなに限定されるのか」と残念に思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ここで考えていただきたいのが、「全てにおいて完璧な車は無い」ということです。それは、今回のように”燃費”というキーワードに絞ったとしても同じことが言えます。

例えば、今回最も燃費が良い例として登場し、『WLTCモード燃費』で32.1km/hを叩き出す『トヨタ プリウス』。確かに、単純に燃費の数値だけを見れば最優秀ですが、そのプリウスにはルーミーのようにファミリー層が広い室内空間でノビノビと乗車することは不可能ですよね?

故に、それぞれの生活スタイルに合った車選びが、あらゆる観点から見て最良の選択肢となるわけです。

皆様におかれましても、車選びの際には検討内容を1つの要素だけに限定せず、あらゆる側面から複数車種を比較検討してみてください。面倒だと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それこそが満足できるカーライフへの最短ルートになります。

それでは皆様、良いカーライフを!

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このように対応することで、ディーラーや中古車販売専門店に足元を見られることもなく、ご自身が希望する金額に最も近い価格で売却することができるかと思います。

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