トヨタ ルーミー

ルーミーのグレードごとの違い!人気のグレードやおすすめは?

「小さなミニバン」

そんな言葉が似合うのが、今回ご紹介する『トヨタ ルーミー』です。一見すると、同じくトヨタから発売されている『ノア』や『ヴォクシー』を小さくしたような印象を受けるのがルーミーの特徴でしょう。

ルーミーは”トールワゴン型コンパクトカー”というカテゴリーに属し、”スーパーハイトワゴンクラス”の軽自動車と”5ナンバーサイズミニバン”の間に立つ存在です。今回はそんなルーミーの人気グレードとその違い、更には筆者おすすめのグレードについてご紹介します!

人気グレードはコレ!その違いとおすすめをご紹介!

ルーミーには5つのグレードがありますが、その中でも人気の上位3グレードが『X』『カスタムG』そして『カスタムG-T』です。Xはルーミーのエントリーグレードであり、カスタムGはXに対してインテリアやエクステリアのデザイン、更には機能面においてもハイクオリティに仕上げている仕様になっています。そして、そんなカスタムGを走りの面でもグレードアップさせているのがカスタムG-Tです。

それら3グレードの中でもカスタムGとカスタムG-Tは販売台数の首位争いをしており、人気であることが伺えます。筆者としても、その2グレードがルーミーのおすすめグレードですが、単純に「これがおすすめです」とは言いません。

なぜなら、生活スタイルによっておすすめできるグレードが異なるからです。具体的には、街乗り中心の方はカスタムGを、遠出をする機会が多い方にはカスタムG-Tをおすすめしています。

人によっておすすめグレードが違う理由は何なのか?その理由をベースからじっくりと解説させていただきます。

ルーミーってどんな車?その歴史に迫る!

物事を知るには、その歴史を知ることをおすすめします。例えば、「トヨタ自動車という会社は現在このような車種を発売しています」と説明されるよりも、「トヨタ自動車という会社はこのような歴史を経てきました。そうした経験や実績に基づいて現在このような車種を発売しています」と説明されるほうが、様々な情報と関連付けることによって理解が深まるのです。

1つの車種について語る時もまた然り。そこで、まずは現在のルーミーに辿り着くまでの歴史を紐解いてみましょう。

ルーミーの原点はこの車!若者をターゲットにした『bB』!

ルーミーという車種は、何のベースも無くいきなり誕生したわけではありません。実は、ルーミーの原点とも言うべき車種があります。その車種とは、同じくトヨタ自動車からかつて発売されていた『bB(ビービー)』です。

いわゆる”トールワゴン型コンパクトカー”に属するbBは、デザイン・使い勝手共に若者をターゲットにした車種でした。特に2000年に発売された初代bBは、エクステリアデザインについて注力しており、エアロパーツを装着する、いわゆるドレスアップ前提で開発されたのです。ノーマル状態であっても角ばった箱型のアメリカンなデザインであるにも関わらず、更にユーザーがドレスアップしやすいような構造として開発したため、bBは若者の間で爆発的な人気になりました。

そんな攻めたデザインのbBは2005年に2代目発売され、エクステリアデザインは初代に比べて全体的にやや丸みを帯びたデザインを採用します。初代に比べてホイールベースを延長することによって居住性も高まり、イケイケの若者よりも落ち着いたファミリー層を狙ったかのように受け取ることもできるものでした。ところが、その一方で前後ライトは初代よりもシャープなデザインとなり、特にテールライトはかなり尖ったデザインへと変貌。

やはり初代と同じく元気な若者をターゲットとした車種であったのです。そしてこの2代目bB、初代が2000年~2005年の約5年間の販売期間であったことに対し、その約2倍の期間である2005年~2016年までの約10年間というロングセラー車種として世の中の若者を中心に愛されてきた車種となりました。

新時代の幕開け!沈黙の後に登場した『タンク』『ルーミー』兄弟!

初代・2代目通算約16年間にもおよぶbBの販売が中止された後、沈黙の期間が始まります。それは、いつしか聞かれるようになった「若者の車離れ」という言葉がbBという車種に対しても容赦なく突き付けられ、このような車種はもはや時代にそぐわないのだろうという印象さえ与えました。

ところが、そんな印象はすぐに吹き飛びます。bB販売中止のわずか3カ月後の2016年11月、bBの実質的な後継車として”トールワゴン型コンパクトカー”の『タンク』が登場し、それと同時に『ルーミー』が登場しました。タンクとルーミーは、bBよりも全長と全幅が短くなったことにより取り回しのしやすさが向上しつつも、全高はbBよりも高くなったことにより、特にファミリー層の実用性が向上しました。

このような話を聞くと、「bBの後継車と言いながら、実用性を重視した大人しい車になってしまったのだろうか」と思う方もいらっしゃるでしょう。ご安心ください。両車種とも、エクステリアデザインは近年トヨタが発売している、攻めたデザインのミニバンを小型化したようなデザインです。

その中でもタンクは大きな開口部のフロントグリルを持つ、どちらかと言えばより攻めたデザインに。ルーミーはより重厚感のある、より大人なフロントグリルデザインを採用しました。つまりタンクとルーミーという兄弟車は、bB時代ほど過激ではないものの、やはり若者をターゲットとした2車種として市場に送り込まれたのです。

兄弟車の統合!生き残ったルーミーの姿とは?

そんなタンクとルーミーの兄弟車ですが、2020年9月をもって統合となりました。その統合によって、ルーミーの名が残り、タンクの名が1代限りで消えるという結果に・・・。2車種が合体したルーミーは一体どんな姿になったのでしょうか?

その答えは意外とシンプルで、グレードによって従来のルーミー顔とタンク顔を使い分けるという結果になりました。具体的には、ルーミーのグレードのうち”カスタム”と名が付く『カスタムG』『カスタムG-T』というグレードは従来のルーミーのエクステリアデザインを踏襲したものになり、”カスタム”という名が付かない『X』『G』『G-T』はタンク顔のエクステリアデザインを踏襲しています。つまり、タンクの層もルーミーの層もそのまま取り込めるスタイルを取ったということです。

結果としてルーミーのマイナーチェンジに合わせてタンクを吸収合併したような流れになりましたが、インテリアの質感や機能は従来の2車種よりも向上しています。また、従来のルーミー顔にも若干手が加えられ、カスタムGとカスタムG-Tはより洗練されたエクステリアデザインへ仕上がりました。

bB時代から受け継がれる若者へのターゲットを維持しつつ、洗練された上品さも持ち合わせる自動車。これが現在のルーミーの姿です。

人気グレードを詳しく解説!各グレードの特徴は?

ルーミーの歴史、おわかりいただけましたでしょうか?それではこうした歴史を念頭に置きながら、今回のメインテーマの1つである、ルーミーの人気グレードについてご紹介していきましょう。ルーミーの人気グレード、すなわち売れ筋のグレード上位3位をピックアップすると、次のようになります。

ルーミーの人気グレード上位3位

  • X
  • カスタム G
  • カスタム G-T

この中でも特に人気のグレードが『カスタム G』と『カスタム G-T』であり、日々首位争いをしている状況です。そして、それら2グレードの下に付けてくるのが『X』となっています。

では、これらの3グレードの違いは一体何でしょうか?その違いを詳しく解説していきます。

エントリーグレードでありながら必要十分条件を満たす『X』!

まずは、売れ筋3位である『X』グレードからのご紹介です。Xはルーミーのエントリーグレード、すなわち最廉価のグレードでありながら、売れ筋3位にランクインするという、なかなかの実力を持ったグレードになります。

これがルーミーのベース!基本的なスペックを確認!

Xの魅力を語る上で、ベースとなるスペックの確認は不可欠です。そこで、基本的なスペックを下記の通りご案内します。

X 基本スペック

  • 車体寸法:全長×全幅×全高=3,700×1,670×1,735[mm]
  • 室内寸法:全長×全幅×全高=2,180×1,480×1,355[mm]
  • 車両重量:1,080kg(2WD)/1,140kg(4WD)
  • エンジン:排気量1.0L・自然吸気(N/A)エンジン
  • 最高出力:69PS
  • 最大トルク:92N・m/4,400r.p.m
  • 燃費(WLTCモード)  :18.4km/L(2WD)/16.8km/L(4WD)
  • 燃費(市街地モード) :15.5km/L(2WD)/13.9km/L(4WD)
  • 燃費(郊外モード)  :19.7km/L(2WD)/17.9km/L(4WD)
  • 燃費(高速道路モード):19.2km/L(2WD)/17.7km/L(4WD)

室内全幅は軽自動車より広く、室内全高はスーパーハイトワゴンクラスの軽自動車には5~10cm程度及ばないものの、ハイトワゴンクラスの軽自動車よりも高く、広い室内空間を実現。それでいてミニバンよりも取り回しが良いサイズ感を持っています。

また、車両重量はスーパーハイトワゴンクラスの軽自動車と同等か少し重い程度であるにも関わらず、最高出力は軽自動車ターボ仕様よりも若干大きく、最大トルクは軽自動車と同等かそれ以上。そのため、軽自動車と比較するとパワフルな走りをすることができます。

つまり、ルーミーは軽自動車とミニバンの良いとこ取りをしている車種なのです。このスペックは、若者、特にファミリー層をターゲットとするには十分と言えます。

この内容でこの価格?!これで十分です!それが『X』の魅力!

それでは、Xについて更に深堀りをしていきましょう。前項のような基本スペックのXが持つ代表的な装備内容は次の通りです。

X 代表的な装備

  • 14インチタイヤ&スチールホイール
  • ハロゲンヘッドランプ
  • フロントシートウォークスルー
  • 単眼アナログメーター
  • ウェルカムドアロック解除
  • パワースライドドア(助手席側後席)
  • ダイヤル式マニュアルエアコン
  • ウレタンステアリングホイール(ハンドル)
  • ノーマルシート
  • 足踏みパーキングブレーキ
  • 格納式リアサンシェード

上記の中でも特筆すべき装備は、『フロントシートウォークスルー』『ウェルカムドアロック解除』『パワースライドドア(助手席側後席)』『格納式リアサンシェード』の4点です。

1つ目の『フロントシートウォークスルー』は、運転席と助手席の間にスペースがあることによって、前席と後席の間を自由に行き来することができる構造のことを指します。特に小さなお子様がいるご家族にとって重宝される機能ですね。スーパーハイトワゴンクラスの軽自動車はファミリー層向けに広い室内空間を謳っている車種が多数ありますが、軽自動車の全幅ではこの構造は実現できません。

ミニバンほど幅広くないことによる軽快な取り回しの一方で、軽自動車には実現できない構造を持つ。これこそ、ルーミーの特権と言えるでしょう。

2つ目の『ウェルカムドアロック解除』は、キーを持っていれば車に近づいた際に自動でドアロックが解除されるという機能です。乗車の度にキーをカバンやポケットから出さずに済むというメリットがあります。

3つ目の『パワースライドドア(助手席側後席)』は、助手席側後席のスライドドアが電動で開閉する機能です。小さなお子様やお年を召した方の乗降に一役買ってくれる代物となっています。

4つ目の『格納式リアサンシェード』は、後席両側ドアに格納されているサンシェードです。後席ドアの窓の縁にあるつまみを引っ張ることにより、網戸のようなサンシェードが出現。車内に差し込む日差しを和らげてくれます。

いかがでしょうか?前項のスペックに加えて、特にピックアップした4つの快適装備はミニバン級の代物です。軽自動車を上回るパワフルな走りに、5ナンバーサイズミニバン級のアイテムを装着。

それでいて車両本体価格はスーパーハイトワゴンクラスの軽自動車のエントリーグレードよりも10~20万円程度高いだけ。それどころか、そうした軽自動車の上位グレードと比較すれば、両者の価格の逆転だってあり得ます。更に『タンク』譲りの大開口グリルが印象的なデザイン性は、他の車種とも一線を画す出来具合です。

どうでしょうか?Xは、ターゲットとなり得る若者やファミリー層にとって、まさに必要十分条件を満たした車であると言えるでしょう。そんなXの車両本体価格は、2WD仕様が1,556,500円(消費税込)スタート、4WD仕様が1,732,500円(消費税込)スタートとなっております。

ツーランク上の仕上がり?!『カスタム G』!

続いて、『カスタム G-T』と売れ筋の首位争いをしている『カスタム G』についてご紹介しましょう。カスタムGの基本スペックについては、エクステリアデザインの関係で全長がXよりも5mm長くなり、車両重量が10kg増加しているだけで、その他の寸法やエンジンスペックに相違点はありません。

一方で、グレード名に”カスタム”と付くだけあって、Xと比較したインテリアの相違点は多数あります。そこで、それらの相違点を下記の通りまとめてみました。

カスタムG 代表的な装備

  • フロントグリルが従来のルーミー顔ベースに
  • 14インチタイヤ&アルミホイール
  • LEDヘッドランプ
  • 2眼オプティトロンメーター
  • パワースライドドア(両側後席)
  • プッシュ式オートエアコン(ピアノブラックパネル)
  • 本革ステアリングホイール(ハンドル)
  • 撥水機能付きシート
  • 電動パーキングブレーキ
  • ブレーキホールド
  • 全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)

  ※Xとの重複分は省略

売れ筋3位のXと比較して、かなりの部分がグレードアップされていることがおわかりいただけますでしょうか?

まず、エクステリアデザインにおいては、フロントグリルが従来のルーミー顔をベースとしたメッキ主体の横ライングリルにアクセントとしてLEDヘッドランプを採用しました。加えて、足回りではアルミホイールを装着したことによって上質な雰囲気が漂っており、全体的に引き締まった印象です。

次に、インテリアデザインにおいては、速度計とタコメーターの2眼オプティトロン、すなわち自発光式のメーターを採用し、その手前のステアリングホイールには本革が使用、そして前席中央部のエアコンスイッチはピアノブラックパネルにボタンデザインをあしらったものが装着されています。このため、Xと比較すると運転席周りはかなり違った印象を与え、高級感漂う雰囲気を纏うことになりました。

最後に、機能面においては、後席両側ドア対応のパワースライドドアや撥水機能付きシート、全車速追従機能付ACCといった装備が嬉しいのは勿論のこと、このクラスの車種はおろか、ミニバンですらなかなか付いていない電動パーキングブレーキとブレーキホールドは特に注目です。他メーカーの車種も含めて、一般的に”カスタム”と名が付くグレードはエクステリア・インテリアデザインのこだわりや、搭載機能の向上が図られていることが主流ではあります。

そのような傾向はルーミーにおいても例外ではありませんが、その向上度合が同ランクの車種とは比較にならないほど上を行っていることが特徴です。特に、先述の電動パーキングブレーキとブレーキホールドの両機能は、同じトヨタ自動車で当てはめると『アルファード』『ヴェルファイア』級の装備になります。

前項で「必要十分条件」と表現したX。勿論その表現に偽りはありませんが、対するカスタムGはXと比較してワンランクどころかツーランク上の仕上がりと言って差し支えありません。そんなカスタムGの車両本体価格は、2WD仕様が1,914,000円(消費税込)スタート、4WD仕様が2,090,000円(消費税込)スタートとなっております。

見えないところで差をつける!『カスタム G-T』!

『カスタムG』は、かなりのインパクトでしたね。ただ、これからご紹介する『カスタム G-T』の構えは、その更に上を行きます。「これ以上一体何があるというの?!」と思う方もいらっしゃることでしょう。

思い出してみてください。XとカスタムGの相違点でほとんど触れられなかった部分がありますよね?そう、それは基本スペックの部分、もっと具体的に言うとエンジンの部分です。

では、カスタムGと比較してどのように違うのか?ご覧ください。

カスタムG-T 基本スペック

  • 車両重量:1,110kg
  • エンジン:排気量1.0L・インタークーラー付ターボエンジン
  • 最高出力:98PS
  • 最大トルク:140N・m/2,400~4,000r.p.m
  • 燃費(WLTCモード) :16.8km/L
  • 燃費(市街地モード):12.7km/L
  • 燃費(郊外モード) :18.4km/L
  • 燃費(市街地モード):18.3km/L

  ※カスタムG-Tは4WD仕様の設定なし

  ※カスタムGとの重複分は省略

カスタムG-T 代表的な装備

  • 15インチタイヤ&アルミホイール

  ※カスタムGとの重複分は省略

見た目はエクステリアデザインのタイヤがインチアップしている程度で済んでいるものの、目に見えない部分は全くの別物です。車両重量はカスタムGの2WD仕様と比較して10kg増加しているものの、ターボエンジンのおかげで、最高出力と最大トルクはそれぞれ1.5倍程度引き上げられています。

駐車場に並んでいると、”目”ではほとんど区別がつかないカスタムGとカスタムG-T。一度走り出してみてください。そこには”身体”でハッキリと区別できる世界が待っています。

そんなカスタムG-Tの車両本体価格は、2WD仕様のみの設定で2,046,000円(消費税込)スタートです。

生活スタイルで異なる!おすすめグレードとは?

ルーミーの売れ筋トップ3のグレードの違い、おわかりいただけましたでしょうか?bBの時代にはタンク系の見た目が若者らしい車が人気であったものの、ルーミーの時代になってからは、”カスタム”と名が付く、内外装や機能面においてもやや高級系の志向になっています。

これまでの流れを見ると、装備も走りもデザインもてんこ盛りの『カスタムG-T』が売れ筋1位のように感じる方もいらっしゃることでしょう。しかし、何度か紹介させていただいた通り、その実態は『カスタムG』と『カスタムG-T』で首位争いをしている状態です。

一体何がそうさせているのでしょうか?実は、ユーザーの生活スタイルによって人気のグレードが左右されているのです。

前項で解説した通り、両グレードの見た目や装備に大きな違いはありません。最大の違いはエンジンです。このことを念頭に置いて、おすすめグレードを解説していきます。

街乗り中心の方におすすめ!『カスタムG』!

筆者が『カスタムG』をおすすめする方々。それは、生活スタイルが街乗り中心の皆様です。

街乗り走行の特徴と言えば何でしょうか?ズバリ、低速走行と”ストップ・アンド・ゴー”の多さです。

そんな環境下で重要視されるのは力強い走りではありません。燃費です。実際に2WD仕様に絞って各車種・グレードの市街地モード燃費を比較すると次のようになります。

市街地モード燃費比較

  • トヨタ ノア G            :10.2km/L
  • トヨタ ルーミー カスタムG-T     :12.7km/L
  • トヨタ ピクシス メガ D         :15.4km/L
  • トヨタ ルーミー カスタムG        :15.5km/L
  • ダイハツ タント カスタム RS     :17.5km/L
  • ホンダ N-BOX G Honda SENSING    :19.2km/L
  • トヨタ ノア HYBRID G          :19.2km/L
  • スズキ スペーシア カスタム HYBRID GS:20.3km/L

上記のように、『ルーミー カスタムG』の市街地モード燃費は、ミニバンのハイブリッドや他メーカーのスーパーハイトワゴンクラスの軽自動車には及ばないものの、ミニバンのガソリン車や同じくトヨタから発売されているスーパーハイトワゴンクラスの軽自動車『ピクシス メガ』よりも良い数値を叩き出しています。勿論、『ルーミー カスタムG-T』よりも良い数値であることは言わずもがなです。こうした特性を踏まえ、カスタムGはお子様の送り迎えや近場のスーパーやショッピングセンターへの買い物でのご利用が中心の方々におすすめできるグレードとなっています。

遠出をする方はこちらがおすすめ!『カスタムG-T』!

一方で、筆者が『カスタムG-T』をおすすめするのは、遠出をする機会が比較的多い方々です。カスタムGとの決定的な違いである力強い走りこそ、カスタムG-T最大の特徴であり、前述のおすすめの根拠となります。

遠出をする際に走行する環境としては、郊外のバイパスや高速道路が中心です。こうした道路環境においては、街乗り時とは対照的に、高速走行や中速域から高速域への加速がメインとなってきます。

この場合、いかにパワーを出せるかというところがポイントです。すなわち、最高出力や最大トルクをカスタムGに比べて約1.5倍発揮できるカスタムG-Tに軍配が上がります。長距離通勤や週末ドライブ、旅行に行く機会が多い方々は、是非カスタムG-Tを選択してください。

デメリットしかない?おすすめグレードを無視したらどうなる?

ところで、仮にご提案させていただいたおすすめの仕方を逆転させるとどのようなことが起こるでしょうか?読者の皆様の中には積極的におすすめから逆行しようという方はいないと信じておりますが、1つの仮定として検証してみましょう。

とにかく燃費が悪い!街乗りで『カスタムG-T』をおすすめしない理由とは?

まずは、街乗りにおいてカスタムGではなくカスタムG-Tを積極的に使用した場合についての検証です。実は、その結果は既にカタログ上で明らかになっています。それはつまり、両グレードの市街地モード燃費の差が2WD仕様のベースで2.8km/Lあり、その数値がそのままカスタムG-Tにとって不利な条件となるということです。

加えて、いくらカスタムG-Tの最大トルクがカスタムGの約1.5倍あると言っても、勾配が急な坂道発進以外の場面では、その恩恵を感じることはほぼ無いでしょう。平地の市街地においてカスタムG-Tの魅力を感じるとすれば、それは信号待ちからの急発進をした場合となりますが、安全運転の観点からそのような運転はあり得ません。

すなわち、街乗りメインの方々にとってカスタムG-Tを購入するメリットはほぼ無いのです。

走りも燃費も不満足?!遠出で『カスタムG』をおすすめしない理由とは?

一方で、遠出をする機会が多い方がカスタムGを積極的に使用したらどうなるのでしょうか?一見すると、そこまで悪いことのようには思わない方々もいらっしゃることでしょう。なぜなら、前述の燃費数値をご覧いただくとわかる通り、カタログ上における2WD仕様ベースの両グレードの燃費差は、郊外モード燃費で1.3km/L、高速道路モード燃費で0.9km/Lであり、カスタムGの方が優位に立っているからです。

この結果だけを見ると、自動車購入の際に燃費を重視している方であれば、遠出中心の生活スタイルの方であってもカスタムGを選択してしまうかもしれません。しかし、実はここに大きな落とし穴があるのです。

各グレード紹介の項において説明させていただいた通り、カスタムGの基本スペックはXと同じものであり、そのスペックとは最高出力が軽自動車ターボ仕様よりも若干大きく、最大トルクが軽自動車と同等かそれ以上となっています。ただ、具体的な数値をお伝えすると、軽自動車の最高出力はターボ仕様車の場合64PSに設定されているため、カスタムGとはわずか5PSの差。最大トルクについては、ターボ仕様の軽自動車であれば90N・m程度は発揮する車種が多くあります。

すなわち、カスタムGの走りが軽自動車よりも劣るということはないものの、格段に良いということもないということです。特に郊外のバイパスや高速道路において、カスタムGの走りは軽自動車のそれに毛が生えた程度と考えた方が良いでしょう。こうした状態をベースに考えると、郊外のバイパスや高速道路におけるカスタムGの弱点が見えてきます。

先述の通り、こうした道路環境においては高速走行や中速域から高速域への加速を多用した走行がメインです。そのような環境で軽自動車+α程度の非力な車が周囲の環境に合わせて走ろうとすると、どうしてもアクセルを強く踏み込む必要があります。その行為こそが、エンジンを高回転させて燃費を悪化させる原因です。

このような走り方をした場合、先程お伝えした燃費差を考えても、郊外のバイパスでは両グレードの実燃費の差はかなり詰まってくるでしょうし、むしろ高速道路においては、カタログ燃費0.9km/L程度の差など実燃費では容易に逆転してしまうことでしょう。加えて、エンジンを高回転させる時間が長ければ長いほどエンジン自体にも負担がかかりますし、高鳴るエンジン音や振動を長時間味わうこととなり、ドライバーや同乗者にとってもストレスとなります。

こうした観点から、遠出中心の生活スタイルの方にはカスタムGはおすすめできないのです。

まとめ

今回はルーミーのグレードに関するご紹介をさせていただきましたが、いかがでしたか?売れ筋3位のXであっても必要十分条件を満たしていることは何度も申し上げている通りですが、+30万円前後でカスタムGが持つツーランク上のクオリティが標準装備で、2WD仕様の場合は更に+10万円弱でパワフルな走りができるカスタムG-Tが手に入るという観点から、その2グレードをおすすめとさせていただきました。そして、2グレードそれぞれについて、生活スタイルによって異なる勧め方をさせていただき、仮におすすめとは逆の手段を取った場合のデメリットもご紹介しております。

経済全体が思うように活性化せず、自動車業界にもエコが求められている昨今においては、どうしても車両本体価格やカタログ燃費にばかり目が向きがちになるのが現実です。しかしながら、車を構成している要素はその2つだけではありません。

あらゆる観点からグレード同士の比較を行い、総合的に判断することが求められます。そして、それこそが良い車選びの秘訣です。

急がば回れ。多少時間が掛かっても、よく考え分析してみてください。そうすれば、皆様にピッタリの1台と巡り合うことができますよ!

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