オデッセイは、昨年11月にマイナーチェンジをされたホンダのフラグシップミニバンです。
今回の新型オデッセイは、マイナーチェンジといえど従来に比べ大きく進化を遂げています。特にエクステリアは、バンパー、ボンネット、フェンダー、ヘッドランプとフロント周辺を一新され、よりスタイリッシュで上品なデザインです。
また、ジェスチャーコントロールスライドドア、予約ロックなどの新規装備も追加され、使い勝手も向上しています。
そんなオデッセイを購入するにあたり、もちろん車の購入価格は注意して確認されるでしょう。
しかし、車を購入した後の維持費まで考える方は少ないのではないでしょうか。
そこで今回、オデッセイを購入した後にかかる、維持費について詳しくまとめましてみましたのでご覧ください。
オデッセイの年間の維持費はいくら?
では、早速、オデッセイの年間の維持費をハイブリッド車、ガソリン車についてそれぞれみてみましょう。
オデッセイ年間の維持費用目安
ハイブリッド車:¥303,000〜¥326,000
ガソリン車 :¥369,000〜¥389,000
なお、今回、オデッセイの年間維持費用を算出するにあたり、以下の項目を考慮しています。
オデッセイの維持費詳細
- ガソリン代(年間走行距離10,000Km)
- 車検費用 (ディーラーで実施の場合、部品交換は含まず)
- 自動車税 (ガソリン車とハイブリッド車それぞれ考慮)
- 任意保険料(契約者年齢:34歳、等級:11等級、免許証:ゴールド、その他の運転者:配偶者として算出)
- メンテナンス費用(ディーラーのメンテナンスパックの価格)
- 駐車場代(月々¥10,000として算出)
それぞれの項目を詳しくていきましょう。
ガソリン代は?ハイブリッド車とガソリン車でどう?
まずは、ガソリン代を調べてみましょう。オデッセイのグレードごとに燃費が異なりますので、それぞれ算出をしました。
なお、燃費はカタログ値(WLTCモード※)。年間走行距離を10,000Km。ガソリン価格は、137.6円/L(2021年1月18日価格の全国平均価格)としています。
※WLTCモードとは、新たに導入された国際基準で2018年10月以降に発売された車はカタログへの記載が義務化されています。市街地モード、郊外モード、高速道路モードでの計測が設定されており、従来のJC08モードよりも実燃費に近いと言われています。
グレード | 駆動方式 | 乗車定員 | 燃費(WLTCモード) | ガソリン代(10,000Km) |
e:HEV ABSOLUTE | FF | 7名 | 20.0Km/L | ¥68,800 |
8名 | 20.2Km/L | ¥68,119 | ||
e:HEV ABSOLUTE・EX | FF | 7名 | 19.8Km/L | ¥69,495 |
ABSOLUTE | FF | 7名 | 12.8Km/L | ¥107,500 |
8名 | 12.8Km/L | ¥107,500 | ||
4WD | 7名 | 12.2Km/L | ¥112,787 | |
ABSOLUTE・EX | FF | 7名 | 12.4Km/L | ¥110,968 |
4WD | 8名 | 11.6Km/L | ¥118,621 |
わかりやすくするために、ハイブリッド車とガソリン車についてまとめると以下になります。
年間ガソリン代(10,000Km/年)
- ハイブリッド車:¥68,119〜¥69,495
- ガソリン車 :¥107,500〜¥118,621
ハイブリッド車とガソリン車では、年間のガソリン代で約¥39,000とかなり差があります。
ちなみに、ハイブリッド車とガソリン車の車両価格差は、¥703,000です。ガソリン代だけで価格を回収しようとすると、約18年(10,000Km/年とした場合)になります。多くの方は、ハイブリッド車とガソリン車の価格差をガソリン車で回収することは難しそうですね。しかし、その他の維持費をみるとどうなるでしょうか。
車検費用っていくらかかる?
続いては、車検費用について説明をしていきますね。今回は、ディーラーでの費用を元に車検費用の目安を算出しています。
車検費用を抑えたいのあれば、ユーザー車検や車検専門業者などに依頼することも検討してみてください。
車検費用目安
- ハイブリッド車 :¥75,000〜¥86,000
- ガソリン車 :¥100,000〜¥124,000
車検費用の項目をまとめてみます。
車検費用の項目
- 法定費用 ー自賠責保険 / 重量税 / 印紙代
- 基本費用 ー基本料金 / 保安確認検査料 / 検査手続き料 /
車検費用は、大きく分けて、法定費用・基本費用に分けることができます。それぞれ詳しくみていきましょう。
車検法定費用
車検の法定費用とは、ディーラーやユーザー車検などどこで車検を受けても必ずかかる費用です。自賠責保険、重量税、印紙代があります。
ハイブリッド車は燃費基準の達成具合により、優遇措置があります。そのため、ガソリン車よりも車検費用を抑えることができます。
それぞれの項目を詳しく説明していきます。
項目 | 金額 | ||
新車時(37ヶ月) | 継続(24ヶ月) | ||
自賠責保険(2020年度)※1 | ¥30,170 | ¥21,550 | |
重量税 | ハイブリッド | 免除 | ¥20,000 |
ガソリン | ¥49,200 | ¥32,800 | |
印紙代※2 | ¥1,200 | ¥1,200 | |
合計 | ハイブリッド | ¥31,370 | ¥42,750 |
ガソリン | ¥80,570 | ¥55,550 | |
年間費用 | ハイブリッド | ¥10,457 | ¥21,375 |
ガソリン | ¥26,857 | ¥27,775 |
※1自賠責保険は、2021年度(2021年4月から)は、37ヶ月¥27,770 24ヶ月¥20,010になります。
※2窓口申請の場合の価格。オンライン申請の場合の価格:¥1,000
自賠責保険の保険料とは?
自賠責保険とは、自動車による人身事故の被害者を救済するために、全ての自動車が加入しなければならない保険です。保険金が支払われるのは人身事故の場合に限られています。自賠責保険の保険料は、通常新車の場合37ヶ月、継続の場合24ヶ月契約で加入。2020年度には2017年度以来3年ぶりに改定となりました。さらに、2021年度も平均6.7%の値下げとなり、2021年4月から改定します。2020年度と2021年度(2021年4月から)のそれぞれの保険料は以下です。
自賠責保険の保険料
- 2020年度 新車時(37ヶ月):¥30,170 継続(24ヶ月):¥21,550
- 2021年度 新車時(37ヶ月):¥27,770 継続(24ヶ月):¥20,010
自動車重量税は?いくら?
自動車重量税とは、自動車の重量によって毎年課税されます。納付は、新規登録と車検時にまとめておこないます。
環境性能に優れたエコカーは燃費基準の達成具合により、優遇措置があります。オデッセイの場合、ハイブリッドが対象となっています。
自動車重量税
ハイブリッド車
- 新車新規検査3年:免除
- 継続検査2年 :¥20,000
ガソリン車
- 新車新規検査3年:¥49,200
- 継続検査2年 :¥32,800
印紙代
印紙代とは、国に納める車検の手数料です。
印紙代
- 印紙代:¥1,200※
※窓口申請の場合の価格。オンライン申請の場合の場合は、¥1,000
車検費用(点検・検査費用)
車検の点検・検査費用は、法定費用と異なり、金額が決まっていません。そのため、依頼する業者により費用が変わってきます。
費用を抑えたいのであれば、ユーザー車検や車検専門業者などに依頼するも検討してみましょう。
今回は、ディーラーでの価格目安(ディーラー10拠点の平均価格)を以下に記載しておきます。車両ごとに部品の交換や洗浄などが必要な場合には別途費用がかかってきますので注意してください。
項目 | 金額 |
基本料金 | ¥23,300 |
保安確認検査料 | ¥9,700 |
検査手続き料 | ¥10,300 |
合計 | ¥43,300 |
年間費用 | ¥14,433(新車) ¥21,650(継続) |
オデッセイの自動車税
自動車税は、総排気量によって金額が決まります。オデッセイの総排気量は、ガソリン車:2400cc、ハイブリッド車:2000ccとなるので、自動車税は以下となります。
自動車税
- ハイブリッド車(2000c):¥36,000
- ガソリン車(2400cc) :¥43,500
メンテナンス費用どのくらいかかるの?
メンテナンス費用は、車の使用年数、走行距離、車の運転の仕方、事故の有無などの条件により、変わってきます。今回は、ホンダの点検パック「まかせチャオ!」というサービスの費用としました。「まかせチャオ!」では、期間中、半年に1回ごとにプロによる点検とエンジンオイル交換を行います。今回は、新車購入から次の車検までの3年間で5回定期点検を実施する「5T」と次の継続車検までの2年間で3回定期点検を実施する「3T」で調査を行いました。なお、費用はディーラー10拠点の平均価格としています。
年間メンテナンス費用
- ¥19,000(新車から3年間「まかせチャオ! 点検のみ5T」)
- ¥18,200(継続車検までの2年間「まかせチャオ! 点検のみ3T」)
オデッセイの保険料は?
任意保険料は、条件によってバラバラとなりますので、今回は、以下の条件での見積もりとしました。
任意保険見積もり条件
- 契約者年齢:34歳
- 等級:11等級
- 事故有係数適用期間:0年
- 使用目的:日常・レジャー
- 年間走行距離:10,000Km未満
- 主な運転手:契約者
- 居住地:東京
- 免許証の色:ゴールド
- その他の運転手:配偶者(33歳)
- 車両保険:有
気になる任意保険の価格は以下です。今回は、自動車保険会社7社の平均としています。
任意保険の費用
・¥47,900(自動車保険会社費用¥40,700〜¥61,460)
自動車保険は条件によって、異なりますので複数社で見積もりを取得することをオススメします。
年間の駐車場代目安
駐車場は、一軒家の敷地内に駐車できれば費用は発生しません。しかし、駐車場を借用する郊外であれば、¥5,000〜¥10,000。人口密集している地域の場合には、¥10,000〜¥20,000程度でしょう。都心の一等地の場合には、¥30,000以上なんてことも有ります。
ここでは、¥10,000/月として年間の費用を算出しています。
年間駐車場代
・¥120,000(¥10,000/月の12ヶ月)
まとめ
今回は、オデッセイを購入した後に発生する年間維持費について、まとめてみました。
オデッセイ年間の維持費用目安
ハイブリッド車:¥303,000〜¥326,000
ガソリン車: ¥369,000〜¥389,000
いかがだったでしょうか? 思ったより高かったのではないでしょうか。今回はあくまで目安を算出しましたが、みなさんも実際に車の年間維持費を算出して、費用の見直しをしてみてはいかがでしょうか。また、オデッセイの車両を検討中の方、コストでガソリン車を選択しようと思っていませんか。ガソリン代だけでなく維持費として考えると、条件によってはハイブリッドと大差ないかもしれませんよ。車両価格と維持費を考慮して車両を検討してみてくださいね。
損をしない賢く愛車を高く売る方法!
愛車を手放す際にどのような方法を考えますか?
「とりあえずディーラーに下取りを出す方が良いのかな〜」
「近くの中古車販売専門店にとりあえず行ってみようかな」
上記のように検討されている方も多いかと思います。ただ、この方法だと他社と比較するにも時間もかかるし、ほかも後で検討しようと思っても途中で面倒になって「まーいいや!」と妥協して売却されるケースが多いように感じます。
これだとディーラーや中古車販売専門店の思うツボです。。
そうならないためにはどうしたら良いのか・・・
ズバリ!最初に「自分の愛車の相場を知る」ことが一番重要になってきます!!
初めて自分の愛車を売却する際は、どうすればよいのか右も左も分からない方も多く、費用の相場もまちまちで余計にわからなくなられる方が多いのが現状です。
もちろん、初めての経験だとわからないことは無理もないのですが、そこを上手く業者につかれてしまうと損することにもなります。
そこで、まずは自分の愛車の相場が実際いくらなのかを知ることによって、足元を見られることもなくなります。
「車査定比較.com」を利用することであなたの愛車の相場を把握することできます!
「車査定比較.com」ってどんな会社?
「車査定比較.com」とは、どんな会社なのか下記にポイントをまとめました。
ポイント
- 高く車を売ることができる!(車を売った人の77.5%が高く売れている)
- 利用者が200万人以上!
- 全国200社以上から最大10社に一括査定依頼ができる!
- 査定時の満足度80%以上(2018年9月〜12月データ)
この「車査定比較.com」を利用して、まずは自分の愛車の相場を把握してみてください!
買取会社によって、費用が異なってくることも理解できるかと思います。
相場が分かれば、ディーラーや中古車販売専門店に行ってみてください。
そこで「車査定比較.comのサイトを利用したところ、この車は〇〇万円が相場のようです。ここだと、この車はいくらで買い取ってくれますか?」と聞いてみてください。
この時に他の買取業者にも既に確認していたら、「A点では〇〇万円で買い取ってくれるそうです」と付け加えてみるのがオススメです!
「車査定比較.com」を利用したからと言って絶対にこのサイトで売却しなければならないかと言うと、答えはもちろんNOですのでご安心ください。
このように対応することで、ディーラーや中古車販売専門店に足元を見られることもなく、ご自身が希望する金額に最も近い価格で売却することができるかと思います。
少し手間だと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、この少しの手間を挟むだけで何万円〜何十万円の金額を損すること可能性を減らすことができるので、是非利用してみてください!