昨年の11月にマイナーチェンジを行ったホンダのフラグシップミニバン「オデッセイ」。特にエクステリアは、バンパーだけでなくボンネットやヘッドライトまで一新され、よりスタイリッシュで品のよい印象となりました。また、ジェスチャーコントロールスライドドア、予約ロックなどの新装備が追加され、より進化を遂げています。
そんなオデッセイの購入を検討する際には、「どんなグレードがある?」「グレードごとの装備の違いは?」など、とっても気になりますよね。まずは、カタログを見ることが多いでしょう。しかし、カタログの装備表だけでは、わかりづらいと思われませんか?そんな声にお答えするために今回、オデッセイのグレードについて徹底解説をします。
どんなグレードがある?
オデッセイのグレードは、4つのグレードとシンプルな構成です。さらに、エンジン方式や乗車定員により8つのタイプに分けることができます。
エンジン方式 | グレード | 駆動方式 | 乗車定員 | 価格 |
ハイブリッド | e:HEV ABSOLUTE | FF | 7名 | ¥4,286,000 |
8名 | ¥4,198,000 | |||
e:HEV ABSOLUTE EX | FF | 7名 | ¥4,580,000 | |
ガソリン | ABSOLUTE | FF | 7名 | ¥3,583,000 |
8名 | ¥3,495,000 | |||
4WD | 7名 | ¥3,715,000 | ||
ABSOLUTE EX | FF | 7名 | ¥3,815,000 | |
4WD | 8名 | ¥3,929,400 |
今回は、人気のグレードとおすすめのグレードを選定しました。
人気のグレードは?
人気のグレードは、中古車市場での前モデル グレードごとの流通台数にて判断しております。
人気のグレード
e:HEV ABSOLUTE・EX FF 7名
おすすめのグレード
おすすめのグレードは、エンジン方式、ABSOLUTE/ABSOLUTE・EX、乗車定員を考慮しました。なお、駆動方式は、FF/4WDでの車両装備差がないために売れ筋のFFとしています。
おすすめのグレード
ABSOLUTE・EX FF 7名
では、エンジン方式、ABSOLUTE・EX、乗車定員での装備、人気・おすすめグレードついて詳しく説明していきます!
エンジン方式の違いは?
オデッセイのエンジン方式は、ガソリン車とハイブリッド車があります。オデッセイのハイブリッド方式は「e:HEV」と呼ばれ、駆動用と発電用の2モーターを搭載したハイブリッドシステムです。このシステムでは3つのドライブモードがあります。それは、モーター駆動でのEVドライブモード、エンジンで発電用モーターを回してモーター駆動をするハイブリッドドライブモード、エンジンのみで走行するエンジンドライブモードです。日常の多くの場合、モーターでの走行となります。モーター走行のメリットである、「静かに快適」と「優れた低速加速性」を体感することができるでしょう。
ハイブリッド車は¥703,000高い
ガソリン車とハイブリッド車の車両価格差は、¥703,000ハイブリッド車の方が高いです。ハイブリッド車と言えば、ガソリン車に比べて燃費がよいですよね。はたして、燃料費で車両価格差を回収することができるのでしょうか?まず、それぞれの燃費についてみてみましょう!
エンジン方式 | グレード | 駆動方式 | 乗車定員 | 燃費(WLTCモード) |
ハイブリッド | e:HEV ABSOLUTE | FF | 7名 | 20.0Km/L |
8名 | 20.2Km/L | |||
e:HEV ABSOLUTE・EX | FF | 7名 | 19.8Km/L | |
ガソリン | ABSOLUTE | FF | 7名 | 12.8Km/L |
8名 | 12.8Km/L | |||
4WD | 7名 | 12.2Km/L | ||
ABSOLUTE・EX | FF | 7名 | 12.4Km/L | |
4WD | 8名 | 11.6Km/L |
次に、e:HEV ABSOLUTE FF 7人乗りとABSOLUTE FF 7人乗りで10万Km走行の燃料費(ガソリン1L=¥135)を計算します。
e:HEV ABSOLUTE FF 7人乗りの燃料費は、¥675,000。ABSOLUTE FF 7人乗りに燃料費は、¥1,054,688です。
その費用差は、¥379,688となります。
10万Km走行では、車両価格差を燃料費で回収することはできません。では、車両価格差の¥703,000を燃料費で回収しようとすると何Km必要となるでしょうか?その答えは、18.52万Kmの走行が必要となります。そのため、多くの方は、燃料費で車両価格差を回収することは難しいでしょう。では、ハイブリッド車の価格に対する魅力はどこにあるのでしょうか?
ハイブリッド車の魅力
運転時の静粛性
発進から街中での走行中は、駆動用モータでの走行となります。モーターでの走行は、エンジン音に比べて静粛性が高くなるんですよ。ホンダのフラグシップミニバンであるオデッセイを購入検討とする場合には、静粛性も大事な要素でしょう。
優れた低速加速性
発進・低速走行時には、モーターでの走行となります。モーター駆動は、エンジンに比べてスムーズでレスポンスの良い加速をすることができます。低速での加速性は運転でのストレス低減に繋がりますね。
環境への影響
モーターのみで走行をする場合には、CO2などの排気ガスが出ません。CO2は地球温暖化の原因となる音質効果ガスの一つです。CO2を減らすことで環境への影響が少なくなります。
さらにオデッセイでは、ハイブリッド車とガソリン車は燃費の差だけでなく、車両装備も違うんですよ!それぞれ説明していきます。
ハイブリッド車専用装備
オデッセイのハイブリッド車では、専用の安全装備がつきます!どんな装備でしょうか?みてみましょう。
渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール
渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロールは、予め設定をした速度で走行。先行車との距離が近くなると、適切な車間距離になるように自動で加減速を行い、追従走行を行います。高速道路や自動車専用道路でのドライバーの負担を軽減する機能ですね。
オートブレーキホールド機能
オートブレーキホールド機能とは、車両が完全に停止した状態でブレーキペダルから足を離しても停止を維持する機能です。アクセルを踏むと発進をします。渋滞中にブレーキを踏み続けることがなくなるので、とても便利な機能ですね。
ガソリン車専用装備
実は、ガソリン車にしかない専用装備もあるんですよ。ハイブリッドでも欲しい方も多い、運転中にあると便利なあの機能です!
パドルシフト
パドルシフトは、ステアリングの後方にあるパドルを操作することで、ステアリングから手を離さずにシフトチェンジすることができる機能です。特に、長い坂道や高速などでエンジンブレーキを効かせる際には素早くシフトチェンジできるので便利な機能です。
ハイブリッド車とガソリン車どちらが良い?
では、「ハイブリッド車が良いのか?」「ガソリン車が良いのか?」どちらが良いのでしょうか。それは、使い方により変わってきます。目安としては、より快適な運転と乗り心地を求めるのであればハイブリッド車、価格を抑えたいのであればガソリン車が良いでしょう。
充実装備のABSOLUTE ・EX
ABSOLUTE とABSOLUTE ・EXの価格差は、¥294,000となります。では、ABSOLUTE・EXでは、どんな装備となるのでしょうか?
ABSOLUTE・EXの充実装備
- LEDアクティブコーナリングライト
- 後退出庫サポート
- ブラインドスポットインフォメーション
- ハンズフリーアクセスパワーテールゲート
- 運転席&助手席シートヒーター
- トリプルゾーンコントロール・フルオートエアコンディショナー
- 助手席4ウェイパワーシート
- 2列目LEDアンビエントランプ(7名のみ)
- 運転席大型アームレスト
- 18インチ ノイズリデューシングアルミホイール
ABSOLUTE・EXでは、充実した装備となっており、価格以上の価値があります。特に注目の装備についてみてみましょう。
ハンズフリーアクセスパワーテールゲート
ハンズフリーアクセスパワーテールゲートは、リアバンパーの下に足を入れるだけで開閉できる装備です。両手に荷物を持っている際には、役立ちますね。さらにスイッチ操作により、開閉途中での保持や開く高さの設定も可能です。
7人乗りと8人乗りでの違いは?
7人乗りと8人のりでは、7人乗りが¥88,000 高くなっています。その理由は、2列目のプレミアムクレードルシートです。このシートのおすすめポイントは、なんといっても快適性です。その秘密をみていきましょう。
プレミアムクレードルシート
7人乗りの2列目シートに採用されてるプレミアムクレードルシート。このシートには快適機能が満載なんですよ。
快適機能
- リクライニング
- 背もたれの中折れ機構
- オットマン
プレミアムクレードルシートは、リクライニングをすると連動して座面前部が持ち上がります。また、背もたれには上側が折れ曲がる、中折れ機構がついているんです。さらに、座面の下側にはオットマンがあり、ふくらはぎをサポート。プレミアムクレードルシートは、自然な姿勢が維持できる、とても快適なシートなんです!
人気のグレードは?
オデッセイの人気グレードについては、前モデルの中古車流通台数より判断しました。なお、中古車情報サイト カーセンサー(2017年〜2020年)にて集計をしています。集計期間は、前モデルのオデッセイの発売期間に2017/11〜2020/10合わせました。ただし、一部に前々モデルと現行モデル台数も含んでいます。
オデッセイグレード別 中古車流通台数(2017〜2020年) 2021年1月8日時点
エンジン方式 | グレード | 掲載台数 |
ハイブリッド | HYBRID Honda SENSING | 5台 |
HYBRID ABSOLUTE Honda SENSING | 42台 | |
HYBRID ABSOLUTE・EX Honda SENSING | 129台 | |
ガソリン | G AERO Honda SENSING | 10台 |
ABSOLUTE Honda SENSING | 32台 | |
ABSOLUTE・EX Honda SENSING | 43台 |
中古車流通台数からみるとハイブリッドのABOSLUTE・EXが圧倒的な掲載台数となっていますね。そのため、現行の人気のグレードは同様の以下としました。
人気のグレード
e:HEV ABSOLUTE・EX FF 7名
さらに、e:HEV ABSOLUTE・EXではセンターコンソールボックスと100V AC電源が専用の装備となっています。収納はたくさんあっても困りませんし、長距離を出かける際に100V電源があると非常に便利ですよね。
おすすめのグレードは?
おすすめグレードは、装備とコストパフォーマンスを考慮して以下としました。
オススメのグレード
ガソリン ABSOLUTE・EX FF 7名
先にも述べましたが、ハイブリッドとガソリンの価格差¥703,000と非常に大きいです。燃料費で回収するためには、18万Km以上の走行が必要となりほぼ不可能となります。そのため、価格を考えるとガソリン車が有利となります。また、充実装備のABSOLUTE ・EXと快適性を考慮して7名用のプレミアムクレードルシートを選択しておきたいところです。
新型オデッセイおすすめ装備(全グレード)
ここで少し余談になるかもしれませんが、新型オデッセイの全グレード共通のおすすめ新装備をご紹介しておきますね。マイナーチェンジでありながら、注目の新装備が追加されていますよ!
ジェスチャーコントロール・パワースライドドア
日本初採用となるジェスチャーコントロールパワースライドドア。センサー部にあるLEDに向けて手をかざし、前方から後方へ移動させるジェスチャーによってスライドドアの開閉を行うことができる機能です。ABSOLUTE ・EXに装備されているパワーテールゲートのように足で開けた方が便利では?との意見もあるでしょう。そこには、ホンダのこだわり、フラグシップミニバンとしての「新しさ」と「かっこよさ」が表現されています。
予約ロック
スライドドアを閉める前に、フロントドアのロックボタンを押しておくとロックの予約がされ、スライドドアが閉まると全ての鍵が施錠されます。この機能を使うとスライドドアが完全に閉まりきるまで待つ必要がなくなるんですよ。急いでる時には、便利な機能ですね。
FABTECT(撥水撥油シート)
ステップワゴンに採用され話題となったFABTECTと呼ばれる撥水撥油シートが、オデッセイにも採用されています。FABTECTは、水を弾くだけでなく、油も弾くことができるんです。そのため、車の中で食べものをこぼしても簡単に拭き取ることができます。また、夏の炎天下で1週間経過しても、シートが摩耗しても性能を維持できるすごいシートなんです。小さなお子様がいる家庭では、重宝されるでしょう。
まとめ
オデッセイのグレードと違いについてまとめました。エンジン方式、ABSOLUTE /ABSOLUTE・EX、駆動方式、乗車定員により4グレード、8タイプの設定があります。オデッセイを検討の際は用途と予算を考慮の上、グレードを選択しましょう。
また、今回は、人気のグレードとおすすめのグレードについても調査しましたので、ぜひご参考にしてください!
人気のグレード
e:HEV ABSOLUTE・EX FF 7名
オススメのグレード
ABSOLUTE・EX FF 7名
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