C-HR トヨタ

C-HRの燃費(実燃費・カタログ燃費)の全て!悪い?良い?

皆様は、車を購入する際にはどういった点を気にしますでしょうか?

最も気にするところは車両価格でしょう。予算オーバーでは車を購入することはできませんからね。

では、その次に気にするのは?

ズバリ、燃費です。車を購入する前は車両価格が最も重要であるものの、車を購入した後は維持費が最も重要になります。そして、その維持費の大部分を占めるのが日々の燃料代、すなわち燃費の良し悪しが大きな影響力を持っているのです。

今回はトヨタが発売するコンパクトクロスオーバーSUV『C-HR(シーエイチアール)』の燃費について、様々な側面から検証していきます!

C-HRの燃費の実態は?決め手はハイブリッド車!

C-HRの燃費の実態はどうなのか?すなわち、C-HRの実燃費とカタログ燃費の乖離が、皆様の最も気になるところでしょう。結論を申し上げると、ユーザーの走り方や走行する季節、エアコンの利用有無等の諸条件にも依りますが、そこまで大きな乖離はなく、C-HR の実燃費はカタログ燃費に対して8~10割(100%)程度の達成率となっています。

そんなC-HRの燃費は、ハイブリッド車が優秀です。その燃費数値は、”WLTCモードカタログ燃費比較”が25.0~25.8km/L、”総合実燃費”が20.6~23.7km/Lとなっており、同一カテゴリ内の競合車種と比較しても抜きん出て優秀な数値となっています。

それでは、こうした実態の背景について、これから詳しく見ていきましょう!

実燃費とカタログ燃費とは?時代で変わる計測方法!

燃費数値の話をする前に、「そもそも燃費とは何か?」について話してきましょう。一言で”燃費”と言っても、それは大きく分けて2種類あります。1つは『実燃費』、もう1つは『カタログ燃費』です。

実燃費とは、実際にユーザーが車を走らせた時に計測される燃費のことを指します。一昔前の車の場合は「ガソリンタンクを満タンにして何km走ったか」という、いわゆる『満タン法』で計測することが主流でした。ところが最近の車は燃費計が付いているため、コンピューターが走り方に応じて平均燃費を算出するというシステム設計です。これにより、ユーザーにもその車の実燃費が一発でわかるような仕組みになっています。

一方でカタログ燃費とは、メーカーが車のカタログやホームページに掲載するために測定する燃費のことを指します。車を購入する際には、この数値を参考にして購入する方が多いことでしょう。実は一言で「カタログ燃費」と言っても、時代と共に様々な計測方法があります。更に、場合によっては自動車のカタログに2種類のカタログ燃費が掲載されている場合もあります。

それでは、そんなカタログ燃費の変遷と特性を見ていきましょう。

燃費の元祖とは?『定地燃費』と『10モード』の成り立ちとは?

カタログ燃費計測の元祖は、『定地燃費』と呼ばれるものでした。これは、車を60km/hという一定速度で走って燃費計測をする手法です。

ただ、車が60km/hでしか走らないなんてあり得ませんよね?そこで、1973年に当時の運輸省が定めた計測方法が『10モード燃費(じゅうモード燃費)』と呼ばれる手法です。運輸省が指定した市街地走行を想定した10個の走行パターンから、この名前が由来しています。

走行シーンを本格的に考えた初のカタログ燃費!『10.15モード』!

しかし、10モードを適用しても、それはまだまだ現実離れした計測方法です。市街地だけを想定した燃費の算出をしていると、「じゃあ郊外の道路はどうなるの?」という話になってしまいますよね。当時は日本がどんどん車社会になっていく時代ですから、車が市街地しか走らないという状況は基本的にあり得ません。

そこで当時の運輸省が導入したのが、従来の10モードに、更に郊外を想定した15個の走行パターンを追加した『10・15モード燃費(じゅう・じゅうごモードねんぴ)』です。この計測方法は1991年に導入され、現在でも中古車サイトにおいて、型式が2010年以前の車は10・15モードでのカタログ燃費表示がされています。

よりリアルな計測方法へ!『JC08モード』!

10・15モードを使用することにより市街地走行も郊外走行も網羅したように見受けられますよね。

しかしながら、現実はそう上手くはいきません。なんと10・15モードのカタログ燃費を信じて車を購入しても、実燃費はその数値の5~6割程度しか発揮できないという事例が多発したのです。「この車のカタログ燃費は30km/hなので、とても経済的ですよ!」と言われても、実燃費で15km/hしか走らないとなると、それはもはや詐欺のレベルですよね・・・。

そこで2011年から導入されたのが『JC08モード燃費(ジェイシーゼロハチモードねんぴ)』です。JC08モードでは、燃費測定試験の際に基準とされる平均速度、最高速度、走行時間、走行距離の全ての要素において、10・15モードよりも速く、長く設定されました。これにより、実燃費がカタログ燃費の7~8割程度と、よりリアルな数値に近づいたのです。

いよいよ燃費も世界基準へ!4つの顔を持つ『WLTCモード』!

そうは言っても、実燃費がカタログ燃費の7~8割程度では、まだまだ参考にならないという声が多く上がっているのが現状です。実際に販売店で燃費の説明を受ける際も、「実燃費はカタログ燃費の7~8割程度ですね」と言われることもしばしば・・・。「だったら最初から実燃費に近い数値を教えてよ!」という声に応えて、2017年より導入されたのが『WLTC(Worldwide-harmonized Light vehicles Test Cycles)モード燃費』です。

実は、JC08モードまでは日本独自の燃費計測方式でした。ところが、WLTCモードは世界共通基準である『WLTP(Worldwide-harmonized Light vehicles Procedure)』をベースにした燃費計測方法になります。WLTCモードには様々な特徴があり、例えばJC08モードに比べて想定車両重量を人だけではなく荷物分も計算したり、暖気ゼロ状態からのスタートを想定したり、車両にかける負荷を多様化している点です。

そしてWLTCモード最大の特徴は、4つのシーンに分けてカタログ燃費を算出していることにあります。『市街地モード』『郊外モード』『高速道路モード』、そして総合的な燃費を示す『WLTCモード』です。これにより、実燃費に近いカタログ燃費を表示できるだけではなく、状況別の燃費を表示することによって、購入前のユーザーに対してよりリアリティのある燃費イメージを提供することができるようになりました。

C-HRの燃費検証!走行シーン別特徴をご紹介!

実燃費とカタログ燃費の仕組みはおわかりいただけましたでしょうか?いよいよここからは、C-HRの燃費について深堀してまいります!

C-HRの燃費の全貌を公開!カタログ燃費と実燃費の差はいかに?!

それでは、C-HRの燃費の全貌を見ていきましょう!C-HRの燃費をエンジンシステムと駆動で大別すると次の4パターンに分けられます。

C-HRの燃費分類

  • ガソリン車 CVT 2WD
  • ガソリン車 6MT 2WD
  • ガソリン車 CVT 4WD
  • ハイブリッド車 CVT 2WD

これらの前提を踏まえ、C-HRの燃費の全貌を大公開します!C-HRのカタログ燃費はJC08モードとWLTCモードの2種類の計測方法による表記がありますが、この記事においては基本的にWLTCモードでの解説です。

C-HRの燃費の全貌

凡例・・・比較燃費種類:カタログ燃費/実燃費

  • ガソリン車 CVT 2WD   WLTCモード: 14.9km/L  /12.0~12.4km/L
  •    〃         市街地モード: 11.1km/L  /実燃費データ無し
  •    〃          郊外モード: 15.6km/L  /実燃費データ無し
  •    〃        高速道路モード: 16.9km/L  /実燃費データ無し
  • ガソリン車 CVT 4WD        WLTCモード: 14.3km/L  /12.6~13.7km/L
  •    〃            市街地モード: 10.8km/L  / 11.7km/L
  •    〃             郊外モード: 15.0km/L  / 13.1km/L
  •    〃           高速道路モード: 16.0km/L  / 17.2km/L
  • ガソリン車 6MT 2WD     WLTCモード: 15.4km/L  /14.9~16.0km/L
  •    〃            市街地モード: 12.2km/L  /実燃費データ無し
  •    〃             郊外モード: 15.6km/L  /実燃費データ無し
  •    〃           高速道路モード: 17.2km/L  /実燃費データ無し
  • ハイブリッド車 CVT 2WD WLTCモード:25.0~25.8km/L/20.6~23.7km/L
  •    〃            市街地モード:24.1~24.7km/L/ 21.4km/L
  •    〃             郊外モード:27.6~28.6km/L/ 25.6km/L
  •    〃           高速道路モード:23.9~24.6km/L/ 24.8km/L

実燃費の算出にはどうしても幅が出てしまいます。ただ、その幅を加味しても、カタログ燃費に対して実燃費の達成率は8~10割程度と良好です。

続きまして、上記の一覧にあるWLTCモードを構成する総合燃費以外の3要素の特徴について解説していきます。

低速走行やストップ・アンド・ゴー頻発!市街地モードの特徴は?

まずは、市街地モードの特徴についてのご案内です。

市街地というのは、低速域での走行時間が長く、いわゆる"ストップ・アンド・ゴー"の動作も多い環境になります。自動車の特性上、低速走行やストップ・アンド・ゴーが多い環境は、ガソリン車においてもハイブリッド車においても燃費面で最も不利な環境です。前出の一覧で、4種類の燃費パターン全てにおいて市街地モードの燃費が最も低い値となっているのは、こうした自動車の特性が要因となっています。

ハイブリッド車は燃費面で最も有利!郊外モードの特徴は?

続いて、郊外モードの特徴についてのご案内です。

郊外の道路環境は市街地とは異なり、低速走行やストップ・アンド・ゴーがそこまで多くない環境となっています。燃費が最も良くなる走り方とは、一定の速度で走り続けることです。元祖カタログ燃費である『定地燃費』も、そうした背景から生まれました。

故に、前出の一覧では、4種類の燃費パターン全てにおいて郊外モードの燃費が市街地モードの燃費を上回っていることがおわかりいただけるでしょう。特にC-HRのハイブリッド車は、モーターの力も相まって、郊外モードの燃費が最も良い値を叩き出していることが、前出の一覧より見受けられます。

エンジンの燃費数値が最も良い!高速道路モードの特徴は?

最後に、高速道路モードの特徴についてのご案内です。

先ほど郊外モードの燃費の項目において、一定の速度で走り続けることが、燃費が最も良くなる走り方であるとご説明しました。勿論、高速道路モードにおいても同様のことが言えます。加えて、法定速度内における高速域での走行は、エンジン回転数に対する速度が速いため、結果的に移動距離が長くなる傾向があります。

これが「高速道路は航続可能距離が延びる。距離を稼げる」と言われる要因です。

まさに天国!高速道路はガソリン車の燃費数値が最も良くなる場所!

こうした特徴を踏まえると、高速道路というのはガソリン車の燃費を考えると最も良い環境です。実際に前出の一覧を見てみると、C-HRのガソリン車は高速道路モードの燃費が最も良いことがおわかりいただけます。

更に、一定の速度で走り続けることは、加減速操作の必要がほとんどないということです。加えて、一般道に比べて移動時間が短縮され、本線においては歩行者や自転車にも気を遣うことが無い、ドライバーにとっても最もストレスがかからない環境になります。

燃費面においてもストレス面においても、高速道路はガソリン車にとってまさに天国と呼べる環境でしょう。

ハイブリッド車は高速道路で不利?!郊外モードよりも燃費が悪くなる原因とは?

「高速道路がガソリン車にとって天国ならば、ハイブリッド車にとっても天国だろう」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?確かに、これまでご説明した理論を踏まえればそう考えてしまうのも無理はありません。ところが、前出の一覧を見ると、C-HRのハイブリッド車については郊外モードよりも高速道路モードの燃費のほうが悪いという結果になっています。

一体なぜなのか?それは、ハイブリッドモーターの特性が関係しています。

そもそもハイブリッドモーターは、高速域では消費電力が大きいことが特徴です。エンジンとハイブリッドモーター双方が駆動系に接続している一般的なハイブリッド車に当てはめると、高速域では充電したエネルギーが急速に失われるため、必然的にエンジンでの走行が主流となり、ハイブリッド車の利点が活かせません。

そのため、最終的には急速に失われるハイブリッドモーター内の電力補充を目的としてエンジンをフル稼働させる必要があり、結果的に消費するガソリン量が増えるという結末です。

様々な要素で比較!C-HRの燃費は悪い?良い?

C-HRの燃費の全貌やその特性はおわかりいただけましたでしょうか?ここからは、ハイブリッド車を含むガソリンエンジン搭載車と、C-HRの競合車種となり得る同クラスのコンパクトクロスオーバーSUVと比較して、C-HRの燃費の良し悪しを検証していきます

ガソリンエンジン搭載車の平均燃費と比較!C-HRの立ち位置は?

まずは、ハイブリッド車を含むガソリンエンジン搭載車と比較して、C-HRの燃費の良し悪しを比較してみましょう!

国土交通省のデータによると、ガソリンエンジン搭載車の最新の平均燃費は、2020年11月時点で2018年までのデータ(国土交通省ホームページでは2020年3月付け)しか存在していません。しかも、計測方法は『JC08モード燃費』です。

そのため、本項では実燃費で比較することとし、一般的な目安とされる"JC08モード×70%"を平均燃費として算出しました。その算出方法と前出のC-HRの実燃費を比較すると下記の通りになります。

対ガソリンエンジン平均燃費比較

【ガソリンエンジン搭載車平均実燃費】

  • 2018年時点JC08モード平均燃費    :22.0km/L
  • 実燃費算出(=JC08モード×70%):15.4km/L

【C-HR実燃費(いずれも総合実燃費)】

  • ガソリン車 CVT 2WD  :12.0~12.4km/L
  • ガソリン車 CVT 4WD  :12.6~13.7km/L
  • ガソリン車 6MT 2WD    :14.9~16.0km/L
  • ハイブリッド車 CVT 2WD:20.6~23.7km/L

いかがでしょうか?C-HRのガソリン車は平均と同程度かそれよりも悪く、ハイブリッド車は平均よりも良い傾向にあることがわかりますね。

ただ、この平均燃費の算出根拠には、文字通り全てのガソリンエンジン搭載車が含まれています。すなわち、『WLTCモード燃費』で32.1km/Lを叩き出す『トヨタ プリウス』をはじめ、昨今人気がある非常に燃費の良いハイブリッド車が全て含まれた数値ということです。そのため、特にC-HRのガソリン車は、平均燃費と比較すると少なからず見栄えが悪くなってしまいます・・・。

しかしながら、ターゲットや使用用途が異なるコンパクトクロスオーバーSUVのC-HRとセダンタイプの形状に近いプリウスを比較しても、あまり意味のあるデータとは言えませんよね?そこで、同じコンパクトクロスオーバーSUVというカテゴリの中で、それもC-HRの競合車種としてしばしば挙げられる『マツダ CX-3(シーエックス・スリー)』および『ホンダ ヴェゼル』との燃費を比較してみましょう!

CX-3の燃費と比較!ハイブリッド車が優勢!

まずは『マツダ CX-3』との比較をしてみましょう。様々なグレード設定がありますが、その燃費をエンジンと駆動で大別すると次の8パターンに分けられます。

CX-3の燃費分類

  • 1.5L ガソリン車 6AT 2WD
  • 1.5L ガソリン車 6AT 4WD
  • 2.0L ガソリン車 6AT 2WD
  • 2.0L ガソリン車 6AT 2WD
  • ディーゼル車 6AT 2WD
  • ディーゼル車 6AT 4WD
  • ディーゼル車 6MT 2WD
  • ディーゼル車 6MT 4WD

それでは、C-HRとCX-3の燃費を比較してみましょう。本来であれば全ての要素を全ての組み合わせで比較したいところです。しかしながら、全てのパターンを組み合わせると”C-HR 4通り×CX-3 8通り=32通り”の組み合わせになってしまうことから、パターンや比較要素を絞ってご紹介します。

C-HR vs CX-3燃費

凡例・・・比較燃費種類:C-HR燃費/CX-3燃費

【1】C-HR ガソリン車 CVT 2WD vs CX-3 1.5L ガソリン車 6AT 2WD

  • WLTCモードカタログ燃費比較: 14.9km/L  / 17.0km/L
  • 総合実燃費比較           :12.0~12.4km/L/9.6~12.8km/L

【2】C-HR ガソリン車 CVT 2WD vs CX-3 2.0L ガソリン車 6AT 2WD

  • WLTCモードカタログ燃費比較: 14.9km/L  / 16.0km/L
  • 総合実燃費比較           :12.0~12.4km/L/ 12.1km/L

【3】C-HR ガソリン車 CVT 4WD vs CX-3 1.5L ガソリン車 6AT 4WD

  • WLTCモードカタログ燃費比較: 14.3km/L  / 15.7km/L
  • 総合実燃費比較           :12.6~13.7km/L/実燃費データ無し

【4】C-HR ガソリン車 CVT 4WD vs CX-3 2.0L ガソリン車 6AT 4WD

  • WLTCモードカタログ燃費比較: 14.3km/L  / 15.2km/L
  • 総合実燃費比較           :12.6~13.7km/L/12.3~13.9km/L

【5】C-HR ガソリン車 6MT 2WD vs CX-3 ディーゼル車 6MT 2WD

  • WLTCモードカタログ燃費比較: 15.4km/L  / 23.2km/L
  • 総合実燃費比較           :14.9~16.0km/L/20.7~21.8km/L

【6】C-HR ガソリン車 6MT 2WD vs CX-3 ディーゼル車 6MT 4WD

  • WLTCモードカタログ燃費比較: 15.4km/L  / 21.2km/L
  • 総合実燃費比較           :14.9~16.0km/L/19.7~21.6km/L

【7】C-HR ハイブリッド車 CVT 2WD vs CX-3 ディーゼル車 6AT 2WD

  • WLTCモードカタログ燃費比較:25.0~25.8km/L/ 20.0km/L
  • 総合実燃費比較           :20.6~23.7km/L/17.6~20.9km/L

【8】C-HR ハイブリッド車 CVT 2WD vs CX-3 ディーゼル車 6AT 4WD

  • WLTCモードカタログ燃費比較:25.0~25.8km/L/ 19.0km/L
  • 総合実燃費比較           :20.6~23.7km/L/16.1~18.6km/L

【9】C-HR ハイブリッド車 CVT 2WD vs CX-3 ディーゼル車 6MT 2WD

  • WLTCモードカタログ燃費比較:25.0~25.8km/L/ 23.2km/L
  • 総合実燃費比較           :20.6~23.7km/L/20.7~21.8km/L

【10】C-HR ハイブリッド車 CVT 2WD vs CX-3 ディーゼル車 6MT 4WD

  • WLTCモードカタログ燃費比較:25.0~25.8km/L/ 21.2km/L
  • 総合実燃費比較           :20.6~23.7km/L/19.7~21.6km/L

いかがでしょうか?

まず【1】~【4】のガソリン車同士の比較においては、カタログ燃費はCX-3の方が若干優勢であるものの、実燃費は両車ともほぼ変わらない数値です。次に【5】~【6】の6MT(6速マニュアルトランスミッション)同士の比較においては、カタログ燃費、実燃費共にCX-3の方が優秀であり、かつ両車の燃費差は少なくとも3~4km/Lあることが読み取れます。最後に【7】~【10】のハイブリッド車とディーゼル車という”比較的燃費が良いエンジンシステム”同士の比較においては、ところどころ両車接戦の場合もあるものの、全体的に見るとカタログ燃費、実燃費共にC-HRの数値が優勢です。

こうした結果から、C-HRはハイブリッド車においてCX-3に対する優位性を発揮することが伺えます。

ヴェゼルの燃費と比較!やはりハイブリッド車が優勢!

続いて『ホンダ ヴェゼル』との比較をしてみましょう。こちらも数多くのグレード設定がありますが、その燃費をエンジンと駆動で大別すると次の5パターンに分けられます。

ヴェゼルの燃費分類

  • N/Aエンジン ガソリン車 CVT 2WD
  • ターボエンジン ガソリン車 CVT 2WD
  • N/Aエンジン ガソリン車 CVT 4WD
  • ハイブリッド車 7AT 2WD
  • ハイブリッド車 7AT 4WD

それでは、C-HRとヴェゼルの燃費を比較してみましょう。CX-3との比較の場合と同じく、全てのパターンを組み合わせると膨大な数になり、その数はCX-3との比較の場合よりも少ないものの、”C-HR 4通り×ヴェゼル 5通り=20通り”にのぼります。そのため、パターンや比較要素を絞ってご紹介します。

C-HR vs ヴェゼル燃費

凡例・・・比較燃費種類:C-HR燃費/ヴェゼル燃費

【1】C-HR ガソリン車 CVT 2WD vs ヴェゼル N/Aエンジン ガソリン車 CVT 2WD

  • WLTCモードカタログ燃費比較: 14.9km/L  /17.8~18.6km/L
  • 総合実燃費比較           :12.0~12.4km/L/13.5~14.2km/L

【2】C-HR ガソリン車 CVT 2WD vs ヴェゼル ターボエンジン ガソリン車 CVT 2WD

  • WLTCモードカタログ燃費比較: 14.9km/L  / 16.4km/L
  • 総合実燃費比較           :12.0~12.4km/L/14.6~17.1km/L

【3】C-HR ガソリン車 CVT 4WD vs ヴェゼル N/Aエンジン ガソリン車 CVT 4WD

  • WLTCモードカタログ燃費比較: 14.3km/L  / 17.0km/L
  • 総合実燃費比較           :12.6~13.7km/L/14.7~16.2km/L

【4】C-HR ガソリン車 6MT 2WD vs ヴェゼル N/Aエンジン ガソリン車 CVT 2WD

  • WLTCモードカタログ燃費比較: 15.4km/L  /17.8~18.6km/L
  • 総合実燃費比較           :14.9~16.0km/L/13.5~14.2km/L

【5】C-HR ガソリン車 6MT 2WD vs ヴェゼル ターボエンジン ガソリン車 CVT 2WD

  • WLTCモードカタログ燃費比較: 15.4km/L  / 16.4km/L
  • 総合実燃費比較           :14.9~16.0km/L/14.6~17.1km/L

【6】C-HR ガソリン車 6MT 2WD vs ヴェゼル N/Aエンジン ガソリン車 CVT 4WD

  • WLTCモードカタログ燃費比較: 14.3km/L  / 17.0km/L
  • 総合実燃費比較           :12.6~13.7km/L/14.7~16.2km/L

【7】C-HR ハイブリッド車 CVT 2WD vs ヴェゼル ハイブリッド車 7AT 2WD

  • WLTCモードカタログ燃費比較:25.0~25.8km/L/19.6~21.0km/L
  • 総合実燃費比較           :20.6~23.7km/L/17.1~21.0km/L

【8】C-HR ハイブリッド車 CVT 2WD vs ヴェゼル ハイブリッド車 7AT 4WD

  • WLTCモードカタログ燃費比較:25.0~25.8km/L/18.4~19.6km/L
  • 総合実燃費比較           :20.6~23.7km/L/ 17.1km/L

※C-HRについては、いずれのパターンもN/A(自然吸気)エンジン

いかがでしょうか?

まず【1】~【3】のガソリン車CVT(自動無段変速機)同士の比較においては、カタログ燃費、実燃費共にヴェゼルの方が優勢な数値を示しています。続く【4】~【6】におけるトランスミッションが異なるガソリン車同士の比較においてもその傾向は変わらず、C-HRのガソリン車の中で最も燃費の良い6MTとヴェゼルのガソリン車の中で最も燃費が悪いターボエンジン搭載車を比較した【5】のパターンにおいて、辛うじてC-HRがヴェゼルと肩を並べた程度です。ところが【7】~【8】のハイブリッド車同士の比較においては立場が逆転し、カタログ燃費、実燃費共にC-HRの数値がヴェゼルの数値を大きく引き離していることが読み取れます。

すなわち、CX-3との比較の場合と同じく、ヴェゼルに対してC-HRが優位性を発揮するのはハイブリッド車のフィールドなのです。

競合2車種との比較から見えるC-HRの立ち位置とは?

これまでの比較から、競合車種に対する総合的な勝敗を表にまとめてみましょう。

C-HRの競合車種勝負結果

  • ガソリン車 CVT:0勝1敗1分け
  • ガソリン車 6MT:0勝2敗
  • ハイブリッド車 :2勝0敗

いかがでしょうか?上表より、C-HRの燃費の良し悪しについてまとめると、「C-HRは”ハイブリッド車”の燃費が良く、”ガソリン車 CVT”は同一カテゴリ平均並みかやや悪く、”ガソリン車 6MT”は燃費が悪い」と言えます。

つまり、コンパクトクロスオーバーSUVの購入を検討されている方の中で燃費重視の方がいらっしゃれば、迷うことなくC-HRの”ハイブリッド車”を選択すべきです。但し、乗り出し価格の差額の観点から、所有年数が2~3年程度の予定の方であれば、CH-Rの”ガソリン車 CVT”という選択肢も、場合によってはアリと言えます。一方で、コンパクトクロスオーバーSUVを6MTで走りを楽しみつつも燃費は気になるという方は、C-HRの購入は避けることが賢明でしょう。

まとめ

いかがでしたか?燃費の優劣は選択するグレードによって左右されるものの、やはりプリウスの開発から培ってきたトヨタのハイブリッド技術の凄味がC-HRにおいても滲み出ていることがよくわかる分析結果でしたね。

ただ、燃費に関連付けてハイブリッド車を推していると「ハイブリッド車は燃費だけが取り柄のつまらない車」という印象を受ける方もいらっしゃるのではないでしょうか?確かに、本記事の趣旨とは正反対ではあるものの、C-HRにおいて燃費を一切考えずに走りを楽しむのであれば、”ガソリン車 6MT”を選ぶべきです。しかし、それでは両極端というもの。

若い世代を中心に人気のC-HRであるが故に、「程良く走りを楽しめて燃費が良い」という気持ちを持っている方もいらっしゃることでしょう。そんな願いを叶えるグレードがC-HRにはあります!

それこそが『ハイブリッド車 2WD S”GR SPORT”』です!このグレードは”GR”という名の通り、トヨタのモータースポーツを担う『TOYOTA GAZOO Racing(トヨタ ガズーレーシング)』の魂が込められたグレードとなっています。

”GR SPORT”オリジナルのエクステリアおよびインテリアデザインは見ているだけでワクワクする造形となっていますが、ポイントはそこだけではありません。実は、サスペンションのセッティングやボディ剛性がスポーティーな走りに対応できるよう強化されています!パッと見ただけではわからない、走らせてみて初めて気づく違いがこのグレードにはあるのです。

一方で燃費に関しては、C-HRのハイブリッド車の中では若干悪くなってしまいます。しかし、それでも本記事の分析と同じく、同一カテゴリの競合車種と比較しても高い燃費性能を発揮していることに違いはありません。

「程良く走りを楽しめて燃費が良い車が欲しい」なんてワガママを叶えたい!そんな方に是非ともおすすめの1台がここにあるのです。

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